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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
佐藤 雫(サトウ シズク)
1988年、香川県生まれ。2019年、「言の葉は、残りて」(「海の匂い」改題)で第三十二回小説すばる新人賞を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 佐藤 雫(サトウ シズク)
1988年、香川県生まれ。2019年、「言の葉は、残りて」(「海の匂い」改題)で第三十二回小説すばる新人賞を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
最初に父親から教えられたのは自害の作法…細川忠興は愛を知らなかった。玉(ガラシャ)は、妻として忠興に寄り添いたいと思う。しかし父・明智光秀の謀反により、夫婦の運命は暗転。謀反人の娘となって幽閉された玉は、やがてキリスト教の愛に惹かれていく。一方、忠興は玉の心を失う孤独と恐怖から、刃を振り上げ―。本当に大切にすべきものは何だったのか。物語は歴史上もっとも美しいラストシーンへ。