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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
永井 紗耶子(ナガイ サヤコ)
静岡県島田市生まれ、神奈川県横浜市育ち。慶應義塾大学文学部卒。2010年に、第十一回小学館文庫小説賞を受賞し、『恋の手本となりにけり』で、デビュー(文庫化に際し、『絡繰り心中』と改題)。21年に、『商う狼 江戸商人 杉本茂十郎』で、第四十回新田次郎文学賞を受賞。23年に、『木挽町のあだ討ち』で、第三十六回山本周五郎賞、第一六九回直木三十五賞をダブル受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 永井 紗耶子(ナガイ サヤコ)
静岡県島田市生まれ、神奈川県横浜市育ち。慶應義塾大学文学部卒。2010年に、第十一回小学館文庫小説賞を受賞し、『恋の手本となりにけり』で、デビュー(文庫化に際し、『絡繰り心中』と改題)。21年に、『商う狼 江戸商人 杉本茂十郎』で、第四十回新田次郎文学賞を受賞。23年に、『木挽町のあだ討ち』で、第三十六回山本周五郎賞、第一六九回直木三十五賞をダブル受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
旗本の息子だが、ゆえあって町に暮らし、歌舞伎森田座の笛方見習いをしている遠山金四郎は、早朝の吉原田んぼで花魁の骸を見つけた。昨夜、狂歌師大田南畝のお供で遊んだ折、隣にいた雛菊だ。胸にわだかまりを抱いたまま、小屋に戻った金四郎だったが、南畝のごり押しで、花魁殺しの下手人探しをする羽目に。雛菊に妙な縁のある浮世絵師歌川国貞とともに真相を探り始めると、雛菊は座敷に上がるたび、男へ心中を持ちかけていたと知れる。心中を望む事情を解いたまではいいものの、重荷を背負った金四郎は懊悩し…。直木賞作家の珠玉にして、衝撃のデビュー作。