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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
古矢永 塔子(コヤナガ トウコ)
1982年青森県生まれ。弘前大学卒業。2019年『七度笑えば、恋の味』で第一回日本おいしい小説大賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 古矢永 塔子(コヤナガ トウコ)
1982年青森県生まれ。弘前大学卒業。2019年『七度笑えば、恋の味』で第一回日本おいしい小説大賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
自分の容貌に強烈なコンプレックスを抱く日向桐子は、職場の単身高齢者向けマンション「みぎわ荘」でも人間関係をうまく築くことができないでいた。もう辞めよう、そう思っていた桐子の前に現れたのは、七十二歳の不良老人・匙田譲治。小粋な江戸弁で話す匙田に連れてこられた「居酒屋やぶへび」で、大雑把ながら手際よくつくられた温かい料理と、悩み多き人生を懸命に生きる心優しい人々との対話を通じ、桐子の心は少しずつほぐされていく。主人公の意外な素顔に、きっとあなたも騙される。第一回「日本おいしい小説大賞」受賞作、待望の文庫化!