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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
古矢永 塔子(コヤナガ トウコ)
1982年青森県生まれ。弘前大学卒業。2019年『七度笑えば、恋の味』で第一回日本おいしい小説大賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 古矢永 塔子(コヤナガ トウコ)
1982年青森県生まれ。弘前大学卒業。2019年『七度笑えば、恋の味』で第一回日本おいしい小説大賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
何年も音信不通だった母が亡くなったという報せを受けて、瀬戸内海に浮かぶ島を訪れた槙生。職を失ったばかりの槙生は、母の元夫で自分より年下の伊吹と出会い、しばらく彼の家に住まわせてもらうことになる。生前母が営んでいた「スナックかえで」を手伝いながら、祖母から引き継いだぬか床で漬けたぬか漬けを常連客たちにふるまううちに、自分のことを愛していないと思っていた母の意外な素顔が見えてきて―。人生の悲しみも苦しみも、温かい島の風とぬか床の香りが癒してくれる。読み進めるごとに心と体が温まる感動作。巻末には特別短編を収録!