内容紹介：レシピ通りの人生なんてツマラナイ。シングルマザーであるポルトガル料理家の著者が綴る、母として女として、そして娘としてどう生きるかの悩みと、それを乗り越えるための日々のごはん。レシピ通りになんていかない、荒れた大海を舵取りしながら生きる大航海であるからこそ、人生は面白い。自分を労うことこそ最重要、毎日を楽しく豊かに彩る＜自分のための＞日常ごはんレシピは、基本的に一人前から作れる容易い航海です。１章　レシピには囚われたくない、料理も生き方も。（だってお手本は誰かが作った理想）・蒸し鶏ごはん・鶏モツのさっぱり塩煮・あの鍋・ワンボウル明太パスタ２章　米で呑む国ポルトガルで教えてもらった女の人生の切り開き方・鴨ごはん・あさりレモンごはん・トマトごはんと豆鰺フライ・砂肝のパプリカ炒め・サワーポテタコ３章　いつの日か、ひとり暮らしをするきみのために・鶏団子鍋・背徳の生ハムごはん・納豆蕎麦炒め・タコカルパッチョ・キムチ炒飯・豚キャベツ蒸し・のり塩ポテト４章　だって親子だもの（私は母親だけれど、娘でもある）・日曜日のじゃがいもお焼き・プリンの湯気・白玉の甘辛５章　ホルモン大航海時代これまでの後悔、これからの希望。地味な日々を面白がることに長けた人に、私はなりたい。・レンチンカスタードトースト・しらすアヒージョトースト・フライパンホットサンド３種
人はレシピ通りになんて生きられない。人生の大海原に漕ぎ出すあなたへ届けたい、毎日を機嫌よく過ごすための（ほぼ）一人前で作れるレシピ。
もくじ情報：１章　お手本には囚われたくない、料理も生き方も―お手本の呪い／生き方を最適化する／鶏もつを塩味で煮る／さよならから、はじめる／伝言ゲーム（味の）（レンチン蒸し鶏ごはん；鶏もつ塩煮；あの鍋；ワンボウルたらこパスタ）；２章　米で呑む国、ポルトガル―３５歳ひとり大航海時代／女たちの厨房／ルシア姉さん／で、サヨーリはなにが大事なの？／産むタイミング問題（鴨ごはん；ポルトガル式あさりごはん　ほか）；３章　いつの日か、ひとり暮らしをするきみへ―ひとり暮らし宣言／自分マニア／私専用レシピブック／鶏団子鍋セラピー／背徳の生ハムごはん／フリーダム自炊（心のままに鶏団子鍋；背徳の生ハムごはん　ほか）；４章　親子だもの―謝罪ぶりかま／下戸がほやを捌く／『おかめ』の時間（日曜日のじゃが芋お焼き；湯気プリン；気ままに白玉団子）；５章　私だけの航海を続ける―食堂を開く／ボジャドール岬を越える／フライパンホットサンド（フライパンホットサンド３種；寝ぐせカスタードトースト）

馬田　草織(バダ　サオリ)
１９７０年東京生まれ。文筆家、ポルトガル料理研究家。食や旅を軸に雑誌や書籍、ＷＥＢなどで執筆。ワインを楽しみ料理を味わう教室「ポルトガル食堂」を主宰（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）