内容紹介：ＦＡＴＦ第４次対日相互審査結果から浮かび上がる日本のマネロン対策の課題を分析、経済安全保障とマネロン対策等との融合、サイバー、暗号資産、新技術による犯罪などの新論点を詳説、ＦＡＴＦ第５次対日相互審査を見据えた今後の対応を示唆。もはや規制対応ではないマネロン等対応について、官民が連携して不法行為を排除し、健全な金融システムを維持・発展させるためのコミュニティ構築に向けたマネロン等対策の伝道師による処方箋。
継続的・組織的に実効性を確保するための全論点を詳説。伝道師によるＦＡＴＦ第５次対日相互審査への処方箋。
もくじ情報：第１章　ＦＡＴＦ第４次対日相互審査結果から浮かび上がる日本のマネロン対策の課題（金融機関のリスク理解の不足；口座売買と特殊詐欺被害の拡大　ほか）；第２章　経済安全保障とマネロン対策等との融合（国連安保理北朝鮮制裁委員会専門家パネル報告書；日本の北朝鮮制裁の課題　ほか）；第３章　サイバー、暗号資産、新技術の明暗（フィッシングの脅威；暗号資産がマネロンに使われている事例　ほか）；第４章　今後の対応（ＦＡＴＦ第５次対日相互審査を見据えて）（中長期的課題；ＤＸの他国事例　ほか）

山〓　千春(ヤマザキ　チハル)
金融統轄事業部、金融アドバイザリー事業部、マネージング・ディレクター。２００６年にあずさ監査法人に入所。金融機関向けレギュラトリー・コンプライアンス全般についてのアドバイザリーを専門とする。ＡＣＡＭＳ認定アンチ・マネー・ローンダリング・スペシャリスト（ＣＡＭＳ）