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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
稲泉 連(イナイズミ レン)
1979年、東京都生まれ。早稲田大学第二文学部卒。2005年、『ぼくもいくさに征くのだけれど―竹内浩三の詩と死』で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 稲泉 連(イナイズミ レン)
1979年、東京都生まれ。早稲田大学第二文学部卒。2005年、『ぼくもいくさに征くのだけれど―竹内浩三の詩と死』で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
障害のある人が社会の隅に追いやられていた時代―1964年に開催された東京パラリンピック。開会1年前に突如「選手」として集められた傷痍軍人や療養所の患者たちは、大会に出場することで「自立」への一歩を踏み出す。その裏には選手の背中を押した中村裕医師や、大会を陰で支えた美智子妃の存在があった。2021年の東京、2024年のパリ、その先の「未来」へとつながる、日本の障害者スポーツの土台を作った人々の物語。
もくじ情報:序章 ハシ先生と美智子妃;第1章 「障害者のスポーツ大会」の衝撃;第2章 傷兵院からの出場者たち;第3章 二人の水先案内人;第4章 語学奉仕団とその施し;第5章 中村裕の患者たち;第6章 あの日の主役は僕らだった;第7章 祭りのあとの自立と「夢」;第8章 次の「一番」を探して;終章 源流;新章 義肢の一九六四以後