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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
小川原 正道(オガワラ マサミチ)
1976(昭和51)年長野県生まれ。99年慶應義塾大学法学部政治学科卒業。2003年同大学大学院法学研究科政治学専攻博士課程修了、博士(法学)。08年より慶應義塾大学法学部准教授、13年より慶應義塾大学法学部教授。専攻・日本政治思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 小川原 正道(オガワラ マサミチ)
1976(昭和51)年長野県生まれ。99年慶應義塾大学法学部政治学科卒業。2003年同大学大学院法学研究科政治学専攻博士課程修了、博士(法学)。08年より慶應義塾大学法学部准教授、13年より慶應義塾大学法学部教授。専攻・日本政治思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
幕末期、兄隆盛・大久保利通のもと尊攘派志士として活躍した従道。20代半ばで欧州視察後、台湾出兵では派遣軍トップとして制圧。西南戦争では、国家建設を優先し陸軍卿代理として、叛乱軍指導者の兄…(続く)
幕末期、兄隆盛・大久保利通のもと尊攘派志士として活躍した従道。20代半ばで欧州視察後、台湾出兵では派遣軍トップとして制圧。西南戦争では、国家建設を優先し陸軍卿代理として、叛乱軍指導者の兄と敵対。隆盛自刃後、謹慎する。天皇に請われ復職後は海相を長期間務め、日清戦争時には陸海相兼務など軍事的指導者、さらに元老として政府中枢を担った。最晩年まで首相待望論があったが、「賊将の弟」と固辞し続けた志士の生涯。
もくじ情報:第1章 幼少期から陸軍官僚への道程;第2章 西南戦争と兄・隆盛の死;第3章 日本海軍建設と日清戦争;第4章 政治家としての軌跡―宰相待望論と兄の「罪」;第5章 晩年と私生活;終章 「道」に従って