「躬行実践以て全社会の先導者たらん」慶應義塾の師弟が歩んだ道。
もくじ情報：「破壊」と「創造」の理論と実践；第１部　福沢諭吉の思想・理論形成（身分秩序の解体を目指して―幕末体験・維新史観・朝鮮近代化；天皇への権威・権力集中批判―「神政府」からの脱却；政治と精神の近代化―ジョン・Ｓ・ミル『代議制統治論』から；「瘠我慢」の保存と人脈の形成―西郷隆盛と勝海舟との関係をめぐって；伝染病研究の支援と世論の嚮導―後藤新平との協力）；第２部　門下生たちへの期待と実践（慶應義塾に学んだ殿様たち―廃藩置県後の新たな人生に向かって；旧福岡藩主家当主・黒田長成の教育実践；旧長岡藩主家当主・牧野忠篤の実業実践；旧掛川藩主・太田資美の寄附と外国人教師採用；旧延岡藩主家家老・原時行への期待；池田成彬のハーバード大学留学とアメリカ理解）；福沢と門下生が遺したもの

小川原　正道(オガワラ　マサミチ)
１９７６年長野県生まれ。現在、慶應義塾大学法学部教授。専門は日本政治思想史（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）