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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
杉本 苑子(スギモト ソノコ)
1925年東京生まれ。62年に『孤愁の岸』で直木賞、78年に『滝沢馬琴』で吉川英治文学賞、86年に『穢土荘厳』で女流文学賞を受賞。2002年に菊池寛賞と文化勲章を受けた。17年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 杉本 苑子(スギモト ソノコ)
1925年東京生まれ。62年に『孤愁の岸』で直木賞、78年に『滝沢馬琴』で吉川英治文学賞、86年に『穢土荘厳』で女流文学賞を受賞。2002年に菊池寛賞と文化勲章を受けた。17年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
息子を病で亡くし、妻は馬琴の仕事・努力・苦しみを理解しようともせず、息子の嫁・お路は無愛想で思いやりに欠けていた―。諦めの境地に至っていた馬琴だが、やがて左目の視力をも失う。失意の馬琴に『八犬伝』の代書を申し出たのは、お路だった。
息子を病で亡くし、妻は馬琴の仕事・努力・苦しみを理解しようともせず、息子の嫁・お路は無愛想で思いやりに欠けていた―。諦めの境地に至っていた馬琴だが、やがて左目の視力をも失う。失意の馬琴に『八犬伝』の代書を申し出たのは、お路だった。