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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
ガブリエル,マルクス(ガブリエル,マルクス)
1980年生まれ。哲学者。現在、ボン大学教授。後期シェリング研究をはじめ、古代哲学における懐疑主義からヴィトゲンシュタイン、ハイデガーに至る西洋哲学全般について多くの著作を執筆。「新しい実在論」を提唱して世界的に注目されている ガブリエル,マルクス(ガブリエル,マルクス)
1980年生まれ。哲学者。現在、ボン大学教授。後期シェリング研究をはじめ、古代哲学における懐疑主義からヴィトゲンシュタイン、ハイデガーに至る西洋哲学全般について多くの著作を執筆。「新しい実在論」を提唱して世界的に注目されている |
「考える」とは、いったい何をすることなのか?―答えは、本書の表題Der Sinn des Denkensにある。このタイトルはダブルミーニングだと著者は言う。「考える」とは見る、聞く、触る、味わうと同様に「感覚(Sinn)」であり、見ることでしか色には、聞くことでしか音には到達できないように、考えることでしか決して到達できないものがある、そしてそれが「意味(Sinn)」にほかならないのだ、と。『なぜ世界は存在しないのか』、『「私」は脳ではない』に続く「三部作」堂々の完結篇!
もくじ情報:第1章 考えるということの真実(無限の複雑性;考える?それはいったい何だ ほか);第2章 考えるという技術(地図と領土;コンピューターは中国語ができるか ほか);第3章 社会のデジタル化(論理的でしょ?;集合とのピンポンゲーム ほか);第4章 なぜ生き物だけが考えるのか(ヌースコープ;魂とカードボックス ほか);第5章 現実とシミュレーション(空想はスマホと出会う;避けられない「マトリックス」 ほか)