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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
ガブリエル,マルクス(ガブリエル,マルクス)
1980年生まれ。史上最年少の29歳で、200年以上の伝統を誇るボン大学の正教授に就任。西洋哲学の伝統に根ざしつつ、「新しい実在論」を提唱して世界的に注目される。著書『なぜ世界は存在しないのか』(講談社選書メチエ)は世界中でベストセラーとなった。さらに「新実存主義」「新しい啓蒙」と次々に新たな概念を語る ガブリエル,マルクス(ガブリエル,マルクス)
1980年生まれ。史上最年少の29歳で、200年以上の伝統を誇るボン大学の正教授に就任。西洋哲学の伝統に根ざしつつ、「新しい実在論」を提唱して世界的に注目される。著書『なぜ世界は存在しないのか』(講談社選書メチエ)は世界中でベストセラーとなった。さらに「新実存主義」「新しい啓蒙」と次々に新たな概念を語る |
時間は幻か?異なる哲学の出会いが創造的思考を生む。「私の存在論は、ある意味西洋哲学と東洋哲学の統合を目指しています」と述べるマルクス・ガブリエルが、時に共鳴し、時に批判しながら、現代における東洋哲学の価値を語る。「時間は幻である」(ヒンドゥー教)、「自分は他者になれる」(中国思想)、「最上の善を求めることが人生の意味」(日本哲学)…。西洋哲学と東洋哲学の化学反応に瞠目する一冊。
もくじ情報:第1章 すべては幻想なのか(西洋哲学は不変を追求し、東洋思想はそれを幻想と見なす;西洋哲学と東洋思想は、互いに補完し合う);第2章 仏教との対話―存在するとはどういうことか(ドイツ哲学と東洋思想の関わり;光は東方から ほか);第3章 中国思想との対話―「無」とは何か(『老子』;『荘子』 ほか);第4章 日本哲学との対話―西田幾多郎への批判(「純粋経験」の問題点;デカルトよりも西田が優れていた点 ほか);巻末対談 「新実在論」と親鸞の共通点 マルクス・ガブリエル×松本紹圭(新実在論1―私たちは現実をあるがままに見ている;新実在論2―世界は存在しない ほか)