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出版社名:講談社
出版年月:2024年12月
ISBN:978-4-06-537791-8
365P 20cm
庭の話
宇野常寛/著
組合員価格 税込 2,926
(通常価格 税込 3,080円)
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内容紹介・もくじなど
内容紹介:「家」族から国「家」まで、ここしばらく、人類は「家」のことばかりを考えすぎてきたのではないか。しかし人間は「家」だけで暮らしていくのではない。「家庭」という言葉が示すように、そこには「庭」があるのだ。家という関係の絶対性の外部がその暮らしの場に設けられていることが、人間には必要なのではないか。 そして「庭」とは(私企業のサービスにすぎないSNSプラットフォームのように)、私的な場である。しかしその場は半分だけ、公的なものに開かれている。それぞれの「家」の内部と外部の接点としての外庭があり、そして家事や農作業、あるいは集団礼拝や沐浴の場としての中庭がある。「家」の内部で承認の交換を反復…(続く
内容紹介:「家」族から国「家」まで、ここしばらく、人類は「家」のことばかりを考えすぎてきたのではないか。しかし人間は「家」だけで暮らしていくのではない。「家庭」という言葉が示すように、そこには「庭」があるのだ。家という関係の絶対性の外部がその暮らしの場に設けられていることが、人間には必要なのではないか。 そして「庭」とは(私企業のサービスにすぎないSNSプラットフォームのように)、私的な場である。しかしその場は半分だけ、公的なものに開かれている。それぞれの「家」の内部と外部の接点としての外庭があり、そして家事や農作業、あるいは集団礼拝や沐浴の場としての中庭がある。「家」の内部で承認の交換を反復するだけでは見えないもの、触れられないものが「庭」という事物と事物の自律的なコミュニケーションが生態系をなす場には渦巻いている。事物そのものへの、問題そのものへのコミュニケーションを取り戻すために、いま、私たちは「庭」を再構築しなければいけないのだ。プラットフォームを「庭」に変えていくことが必要なのだ。 そしてサイバースペースはもちろんのこと、今日においては実空間すらも「庭」としての機能はあらゆる場所から後退している。だからこそ、このプラットフォーム化した社会をどう「庭」に変えていくのか。それが本書の主題だ。(本文より)
人間と人間以外の存在とのコミュニケーションを取り戻し、多様性に満ちた持続可能な未来をつくる。イノベーションの本質を問いなおす、刺激的な一冊。
もくじ情報:#1 プラットフォームから「庭」へ;#2 「動いている庭」と多自然ガーデニング;#3 「庭」の条件;#4 「ムジナの庭」と事物のコレクティフ;#5 ケアから民藝へ、民藝からパターン・ランゲージへ;#6 「浪費」から「制作」へ;#7 すでに回復されている「中動態の世界」;#8 「家」から「庭」へ;#9 孤独について;#10 コモンズから(プラットフォームではなく)「庭」へ;#11 戦争と一人の女、疫病と一人の男;#12 弱い自立;#13 「消費」から「制作」へ;#14 「庭の条件」から「人間の条件」へ
著者プロフィール
宇野 常寛(ウノ ツネヒロ)
批評家。1978年生まれ。批評誌〈PLANETS〉編集長。立教大学社会学部兼任講師も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
宇野 常寛(ウノ ツネヒロ)
批評家。1978年生まれ。批評誌〈PLANETS〉編集長。立教大学社会学部兼任講師も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)