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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
半藤 一利(ハンドウ カズトシ)
1930年、東京生まれ。東京大学文学部卒業後、文藝春秋入社。「週刊文春」「文藝春秋」編集長、取締役などを経て作家。著書は『漱石先生ぞな、もし』(正続、新田次郎文学賞)、『ノモンハンの夏』(山本七平賞)など多数。『昭和史 1926‐1945』『昭和史 戦後篇 1945‐1989』(平凡社)で毎日出版文化賞特別賞を受賞。2015年、菊池寛賞を受賞。2021年1月12日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 半藤 一利(ハンドウ カズトシ)
1930年、東京生まれ。東京大学文学部卒業後、文藝春秋入社。「週刊文春」「文藝春秋」編集長、取締役などを経て作家。著書は『漱石先生ぞな、もし』(正続、新田次郎文学賞)、『ノモンハンの夏』(山本七平賞)など多数。『昭和史 1926‐1945』『昭和史 戦後篇 1945‐1989』(平凡社)で毎日出版文化賞特別賞を受賞。2015年、菊池寛賞を受賞。2021年1月12日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
授業形式の語り下ろしで「わかりやすい通史」として絶賛を博した「昭和史」シリーズ戦前・戦中篇。日本人はなぜ戦争を繰り返したのか―。すべての大事件の前には必ず小事件が起こるもの。国民的熱狂の危険、抽象的な観念論への戒めなど、本書に記された警鐘は、現在もなお生きている。同じ過ちを繰り返さないために、今こそ読み直すべき一冊。毎日出版文化賞特別賞受賞のシリーズ二冊、待望の新版に!
もくじ情報:昭和史の根底には“赤い夕陽の満洲”があった 日露戦争に勝った意味;昭和は“陰謀”と“魔…(続く)
授業形式の語り下ろしで「わかりやすい通史」として絶賛を博した「昭和史」シリーズ戦前・戦中篇。日本人はなぜ戦争を繰り返したのか―。すべての大事件の前には必ず小事件が起こるもの。国民的熱狂の危険、抽象的な観念論への戒めなど、本書に記された警鐘は、現在もなお生きている。同じ過ちを繰り返さないために、今こそ読み直すべき一冊。毎日出版文化賞特別賞受賞のシリーズ二冊、待望の新版に!
もくじ情報:昭和史の根底には“赤い夕陽の満洲”があった 日露戦争に勝った意味;昭和は“陰謀”と“魔法の杖”で開幕した 張作霖爆殺と統帥権干犯;昭和がダメになったスタートの満洲事変 関東軍の野望、満洲国の建国;満洲国は日本を“栄光ある孤立”に導いた 五・一五事件から国際連盟脱退まで;軍国主義への道はかく整備されていく 陸軍の派閥争い、天皇機関説;二・二六事件の眼目は「宮城占拠計画」にあった 大股で戦争体制へ;日中戦争・旗行列提灯行列の波は続いたが… 盧溝橋事件、南京事件;政府も軍部も強気一点張り、そしてノモンハン 軍縮脱退、国家総動員法;第二次大戦の勃発があらゆる問題を吹き飛ばした 米英との対立、ドイツへの接近;なぜ海軍は三国同盟をイエスと言ったか ひた走る軍事国家への道;独ソの政略に振り回されるなか、南進論の大合唱 ドイツのソ連進攻;四つの御前会議、かくて戦争は決断された 太平洋戦争開戦前夜;栄光から悲惨へ、その逆転はあまりにも早かった つかの間の「連勝」;大日本帝国にもはや勝機がなくなって… ガダルカナル、インパール、サイパンの悲劇から特攻隊出撃へ;日本降伏を前に、駈け引きに狂奔する米国とソ連 ヤルタ会談、東京大空襲、沖縄本島決戦、そしてドイツ降伏;「堪ヘ難キヲ堪ヘ、忍ビ難キヲ忍ビ…」 ポツダム宣言受諾、終戦;三百十万の死者が語りかけてくれるものは? 昭和史二十年の教訓;こぼればなし ノモンハン事件から学ぶもの