高度の注意義務違反、不法行為…いつ、自分が当事者になるかもしれない。「税理士を守る会」でリーガル・サービスを提供する弁護士で税理士である著者が、税賠裁判例を詳細に分析、回避ポイントを解説します。
もくじ情報：第１部　税理士損害賠償の基礎知識；第２部　裁判例解説（賠償額制限条項の不適用（税理士敗訴）；住宅ローンに係る誤った助言による損害賠償請求（税理士敗訴）；誤った助言による過大な相続税の納付（税理士勝訴）；事前通知のない税務調査を拒否した税理士の義務違反（税理士敗訴）；税額算定の誤りによる過大な租税債務負担（税理士敗訴）；経費の架空計上に係る税務上の適切な助言・指導の懈怠（税理士勝訴）；委任契約書の責任制限条項の有効性（税理士敗訴）；横領に関する税理士の報告・是正・指導に係る善管注意義務（税理士一部敗訴）；課税の発生に係る助言義務違反の有無（税理士敗訴）；役員退職金に係る助言義務違反の有無（税理士勝訴）　ほか）

谷原　誠(タニハラ　マコト)
弁護士。平成６年弁護士登録、東京弁護士会所属、東京税理士会所属。みらい総合法律事務所代表パートナー。「税理士を守る会」主催（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）