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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
古川 隆久(フルカワ タカヒサ)
日本大学文理学部教授。1962年東京都生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。広島大学総合科学部専任講師、横浜市立大学国際文化学部講師、助教授等を経て、2006年より現職。主な著書に『昭和天皇』(中公新書、2011年。サントリー学芸賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 古川 隆久(フルカワ タカヒサ)
日本大学文理学部教授。1962年東京都生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。広島大学総合科学部専任講師、横浜市立大学国際文化学部講師、助教授等を経て、2006年より現職。主な著書に『昭和天皇』(中公新書、2011年。サントリー学芸賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
西洋音楽には、近代日本における動…(続く)
西洋音楽には、近代日本における動員と和解の二面がある。これを一身で体現したのが本書の主人公、京極高鋭である。華族の家に生まれた京極は、のちの昭和天皇の「御相手」を務め、長じては音楽ジャーナリストとなり、メニューインらと親交を深めた。戦時下には「愛国行進曲」のプロデュースを手がけ、戦後は東京オリンピックの開催に関わった。この「華麗なる縁の下の力持ち」の遍歴に、近代日本が抱えた矛盾と音楽の持つ力を探る。
もくじ情報:第一章 昭和天皇の「御相手」;第二章 華族は皇室の藩〓;第三章 クラシック音楽との出会い;第四章 音楽ジャーナリストになる;第五章 著作権問題、結婚;第六章 「愛国行進曲」のプロデューサー;第七章 貴族院議員になる;第八章 戦時下の音楽はどうあるべきか;第九章 戦後の音楽界で;第十章 スポーツと音楽、そして大団円