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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
木村 草太(キムラ ソウタ)
憲法学者、東京都立大学大学院法学政治学研究科法学政治学専攻・法学部教授。1980年、神奈川県生まれ。テレビやラジオ番組など、マスメディアでの活動も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 木村 草太(キムラ ソウタ)
憲法学者、東京都立大学大学院法学政治学研究科法学政治学専攻・法学部教授。1980年、神奈川県生まれ。テレビやラジオ番組など、マスメディアでの活動も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
日本国憲法は国民の「幸福を追求する権利」を保障する。しかし、幸福とは個人が自ら追求するものであり、外部から与えられるものではない。では、憲法は幸福に対して、どのような姿勢をとっているのか。気鋭の憲法学者が、自由や人権、家族制度、同性婚、プライバシー権、選択的夫婦別性、健康、共同親権、マイノリティへの差別意識など様々な問題を、憲法に書かれた言葉と向き合い解きほぐしていく。
もくじ情報:第1章 「プライバシー権」の難しさ―個人情報に関する権利を考える;第2章 「個人の尊重」と「公衆衛生」―アルコール依存症の視点から;第3章 他者の思想を勝手に表明してよいのか?―国葬の名義と思想の自由;第4章 同性婚を求める声に誠実に向き合っているのか?―日本家族法の意義と社会的承認としての婚姻;第5章 「同居親=わがまま」という差別に抗するために―非合意・強制型共同親権推進論の背景にあるもの;第6章 「氏の意義」を決めるもの―夫婦別姓問題;第7章 声を上げることの意味―今日の人権の位置