ようこそ!
文庫
新書・選書
文芸
教養
人文
教育
芸術
児童
趣味
生活
地図・ガイド
就職・資格
語学
小学学参
中学学参
高校学参
辞典
コミック
ゲーム攻略本
エンターテイメント
日記手帳
社会
法律
経済
経営
ビジネス
理学
工学
コンピュータ
医学
看護学
薬学
出版社名:講談社
出版年月:2025年4月
ISBN:978-4-06-539325-3
251P 19cm
黒いイギリス人の歴史 忘れられた2000年/講談社選書メチエ 823
平田雅博/著
組合員価格 税込 1,986
(通常価格 税込 2,090円)
割引率 5%
在庫あり
生協宅配にてお届け
※ご注文が集中した場合、お届けが遅れる場合がございます。
内容紹介・もくじなど
内容紹介:「黒いイギリス人」とは、Black Britishの訳語である。「黒人のイギリス人」である彼らは、歴史に翻弄されながらも、「白いイギリス人と女王様の国」では忘れられた存在だった。「黒人史」といえば真っ先に思い浮かぶのは「アメリカ黒人史」だが、アメリカ黒人史の多くは「アメリカの国内史」として語られるのに対し、イギリスの場合、その黒人史はブリテン島内だけでなく、海を越えて東西にわたる帝国に視野を広げて見る必要がある。ここに「イギリス黒人(在英黒人)」にとどまらない「黒いイギリス人」という語を用いる意図がある。イギリス史には古くから黒人が姿を見せる。イングランドに最初の黒人女性が現れたのは…(続く
内容紹介:「黒いイギリス人」とは、Black Britishの訳語である。「黒人のイギリス人」である彼らは、歴史に翻弄されながらも、「白いイギリス人と女王様の国」では忘れられた存在だった。「黒人史」といえば真っ先に思い浮かぶのは「アメリカ黒人史」だが、アメリカ黒人史の多くは「アメリカの国内史」として語られるのに対し、イギリスの場合、その黒人史はブリテン島内だけでなく、海を越えて東西にわたる帝国に視野を広げて見る必要がある。ここに「イギリス黒人(在英黒人)」にとどまらない「黒いイギリス人」という語を用いる意図がある。イギリス史には古くから黒人が姿を見せる。イングランドに最初の黒人女性が現れたのはローマ時代。16世紀チューダー朝の絵巻には王室付き黒人ラッパ手が描かれている。17世紀初頭、エリザベス女王は黒人追放令を発し、シェイクスピアは『オセロー』でムーア人の軍人を主人公にした。さらに、18世紀の新聞の「逃亡奴隷」の広告データベース分析や、アメリカ独立戦争で王党派についた「黒人ロイヤリスト」たちの命運、ロンドンの黒人貧民をアフリカに移送する「シエラレオネ植民計画」の顛末など、「黒いイギリス人」の歴史は「イギリス帝国」の光と影を映し出す。長期的かつグローバルな視点で、その移動と混合の歴史をたどり、社会的マイノリティの共生の道をさぐっていく。目次はじめに「白いイギリス人」と女王様の国で序章 「黒いイギリス人」とは誰か第一章 最初の来訪者たちローマ帝国期から近世まで第二章 逃亡奴隷のプロファイル一八世紀前半第三章 シエラレオネ計画の夢と失望一八世紀後半第四章 奴隷解放と「黒人消滅」一九世紀第五章 世界大戦下の黒人臣民と黒人米兵二〇世紀前半第六章 戦勝国の旧弊二〇世紀後半終章 「イギリスらしさ」を担うのは誰かあとがき
ブラック・ブリティッシュ―「黒いイギリス人」は、歴史に激しく翻弄されながらも、忘れられた存在だった。イギリス史に初めて黒人が姿を見せたのはローマ時代。一七世紀初頭にはエリザベス女王が黒人追放令を発するが、シェイクスピアはムーア人の軍人を『オセロー』の主人公とした。アメリカ独立戦争で王党派についた黒人奴隷の数奇な運命、ロンドンの黒人貧民を移送した「シエラレオネ計画」の挫折など、三大陸にまたがるイギリス帝国史の暗部を描き出す。
もくじ情報:序章 「黒いイギリス人」とは誰か;第1章 最初の来訪者たち ローマ帝国期から近世まで;第2章 逃亡奴隷のプロファイル 18世紀前半;第3章 シエラレオネ計画の夢と失望 18世紀後半;第4章 奴隷解放と「黒人消滅」 19世紀;第5章 世界大戦下の黒人臣民と黒人米兵 20世紀前半;第6章 戦勝国の旧弊 20世紀後半;終章 「イギリスらしさ」を担うのは誰か
著者プロフィール
平田 雅博(ヒラタ マサヒロ)
1951年青森県生まれ。東京大学文学部卒業。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程退学。愛媛大学法文学部助教授、青山学院大学文学部史学科教授などを経て、青山学院大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
平田 雅博(ヒラタ マサヒロ)
1951年青森県生まれ。東京大学文学部卒業。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程退学。愛媛大学法文学部助教授、青山学院大学文学部史学科教授などを経て、青山学院大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

同じ著者名で検索した本