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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
平田 雅博(ヒラタ マサヒロ)
1951年青森県生まれ。東京大学文学部卒業。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程退学。愛媛大学法文学部助教授、青山学院大学文学部史学科教授などを経て、青山学院大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 平田 雅博(ヒラタ マサヒロ)
1951年青森県生まれ。東京大学文学部卒業。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程退学。愛媛大学法文学部助教授、青山学院大学文学部史学科教授などを経て、青山学院大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
ブラック・ブリティッシュ―「黒いイギリス人」は、歴史に激しく翻弄されながらも、忘れられた存在だった。イギリス史に初めて黒人が姿を見せたのはローマ時代。一七世紀初頭にはエリザベス女王が黒人追放令を発するが、シェイクスピアはムーア人の軍人を『オセロー』の主人公とした。アメリカ独立戦争で王党派についた黒人奴隷の数奇な運命、ロンドンの黒人貧民を移送した「シエラレオネ計画」の挫折など、三大陸にまたがるイギリス帝国史の暗部を描き出す。
もくじ情報:序章 「黒いイギリス人」とは誰か;第1章 最初の来訪者たち ローマ帝国期から近世まで;第2章 逃亡奴隷のプロファイル 18世紀前半;第3章 シエラレオネ計画の夢と失望 18世紀後半;第4章 奴隷解放と「黒人消滅」 19世紀;第5章 世界大戦下の黒人臣民と黒人米兵 20世紀前半;第6章 戦勝国の旧弊 20世紀後半;終章 「イギリスらしさ」を担うのは誰か