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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
安田 峰俊(ヤスダ ミネトシ)
1982年滋賀県生まれ。紀実作家。主に中華圏をフィールドとする。立命館大学人文科学研究所客員協力研究員。立命館大学文学部史学科東洋史学専攻卒業後、広島大学大学院文学研究科博士前期課程修了。2018年に『八九六四「天安門事件」は再び起きるか』(KADOKAWA)で第5回城山三郎賞、19年に第50回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 安田 峰俊(ヤスダ ミネトシ)
1982年滋賀県生まれ。紀実作家。主に中華圏をフィールドとする。立命館大学人文科学研究所客員協力研究員。立命館大学文学部史学科東洋史学専攻卒業後、広島大学大学院文学研究科博士前期課程修了。2018年に『八九六四「天安門事件」は再び起きるか』(KADOKAWA)で第5回城山三郎賞、19年に第50回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
日本政府をはじめ、公的機関が使用している言葉、「高度外国人材」。ならば、国の定義とは真逆の人材も存在する。そして、日本社会はそのような「『低度』外国人材」にこそ強く依存しており、彼らを必要としているのが実態だ。既に稼げない日本に見切りをつける中国人は多く、在日外国人問題の主役はベトナム人に移行している。生身の彼らは、紋切り型の報道のなかで語られるような、絶対的な弱者や被害者でもなく、陰謀をたくらむ存在でもない。中国、ベトナム、日本各地を回り、実態に迫る!
もくじ情報:第一章 コロナ、タリバン、群馬県―隣人は平和な「イスラム原理主義者」;第二章 「兵士」たちの逃亡と犯罪―主役は中国人からベトナム人へ;第三章 頼りなき弱者―ベトナム「送り出し」業者に突撃してみれば;第四章 “低度”人材の村―ウソと搾取の「破綻した制度」;第五章 「現代の奴隷」になれない中国人―稼げない日本に見切りをつけるとき;第六章 高度人材、低度人材―「日本語だけは上手い」元技能実習生;第七章 「群馬の兄貴」の罪と罰―北関東家畜窃盗疑惑の黒い霧;新章 ポストコロナ時代のボドイたち