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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
梶 よう子(カジ ヨウコ)
東京都生まれ。フリーランスライターの傍ら小説執筆を開始し、2005年「い草の花」で第12回九州さが大衆文学賞大賞を受賞。08年「一朝の夢」で第15回松本清張賞を受賞し、単行本デビューを果たす。16年『ヨイ豊』で第154回直木賞候補となり、同作で第5回歴史時代作家クラブ賞作品賞を受賞。23年『広重ぶるう』で第42回新田次郎文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 梶 よう子(カジ ヨウコ)
東京都生まれ。フリーランスライターの傍ら小説執筆を開始し、2005年「い草の花」で第12回九州さが大衆文学賞大賞を受賞。08年「一朝の夢」で第15回松本清張賞を受賞し、単行本デビューを果たす。16年『ヨイ豊』で第154回直木賞候補となり、同作で第5回歴史時代作家クラブ賞作品賞を受賞。23年『広重ぶるう』で第42回新田次郎文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
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江戸時代の相撲は藩同士の代理の戦。松江藩の江戸留守居役・石積多平太は、相撲嫌いながら、藩主が力を入れる力士の育成に関わることに。藩の都合で番付の操作や八百長が横行する江戸相撲に違和感を抱きつつ、松江のお抱え力士・雷電為右衛門の圧倒的な強さを前に、次第に相撲に魅入られていく。あるとき雷電は、幕下力士・花頂山に敗北を喫し、次の対戦でも花頂山に敗れる。それは松江藩にとって起きてはならぬ一大事で…。各藩の思惑渦巻く土俵の上で、雷電と花頂山は何を思うのか。藩の威信、そして力士としての意地を懸けた、両者の最後の一番の行方は―。