第３４回（１９６２年）アカデミー賞　主演女優賞〈ソフィア・ローレン〉／第１４回（１９６１年）カンヌ国際映画祭　ベスト・セレクション女優賞〈ソフィア・ローレン〉／第１９回（１９６２年）ゴールデングローブ賞　外国映画賞
連合軍がローマへの襲撃を開始した１９４３年の夏、襲撃の嵐から逃れるために、未亡人のチェジーラは、娘ロゼッタを連れて山並みの連なる故郷へと帰ることを決意する。故郷でなれない生活を送る母娘の前に、シャイなインテリ青年ミケーレが現れ、いつも前向きに人生を生きてゆくチェジーラに恋心を抱くようになるが、ロゼッタはミケーレに心を奪われていた。母と娘はひとりの男を巡る愛情の渦に巻き込まれていった。
愛は欲望へ、純潔は恥辱へと変わり、ふたりの女は激しい情熱と忘れられぬ恐怖に囚われていく―。
各国の映画賞を総なめにしたソフィア・ローレン主演・デ・シーカ監督作が初ディスク化！

受賞歴
第34回アカデミー賞　主演女優賞
第14回カンヌ国際映画祭 　ベスト・セレクション女優賞
第27回ニューヨーク映画批評家協会賞　主演女優賞
第19回ゴールデングローブ賞　外国映画賞
第16回英国アカデミー賞　女優賞
第12回ブルーリボン賞　外国作品賞


イタリアを代表する俳優ソフィア・ローレン、ジャン＝ポール・ベルモンドが競演。アルベルト・モラヴィアによる同名小説を原作に、戦争に翻弄される＜ふたりの女＞の姿を描く。アカデミー賞主演女優賞ほか各国の映画賞を受賞したソフィア・ローレンは本作でその名を不動のものとした。

イタリア公開：1960年12月22日
日本公開：1961年7月4日
原題：LA CIOCIARA／TWO WOMEN


<キャスト>
ソフィア・ローレン
ジャン＝ポール・ベルモンド
ラフ・ヴァローネ
エレオノラ・ブラウン

<スタッフ>
監督：ヴィットリオ・デ・シーカ
製作：カルロ・ポンティ
原作：アルベルト・モラヴィア
脚本：チェザーレ・ザヴァッティーニ
撮影：ガボール・ポガニー
音楽：アルマンド・トロヴァヨーリ