グローバルスタンダードの時代に人文学はどのように対応すべきか。学問の存在基盤を問い「対話と寛容」にこそその学知の未来を見る。

もくじ情報：第１部　多様な地域と文明の個性（中華文明の骨格―科挙の展開；アジアのなかの日本列島；テュルク人とイスラーム―王権の観念をめぐって　ほか）；第２部　分裂と統合の世界史（古代ギリシア人の世界意識と歴史記述；言語からみたインド・ヨーロッパ世界―多様化と収斂化；ユーラシア世界史から人類史へ―モンゴル時代から始まるなにか　ほか）；第３部　文化融合の諸相（散文の歴史―今昔物語集の頃；月と花―和漢対比の一側面；正教の受容とキリル文字文化圏の成立―古ロシア文章語形成の一段面　ほか）

紀平　英作(キヒラ　エイサク)
京都大学大学院文学研究科教授。京都大学博士（文学）。京都大学大学院文学研究科修士課程修了。京都大学文学部助手、助教授を経て現職（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）