１００年前の「帝国主義の時代」を想起させるような国際政治を、今あらためて地政学的考察により読み解く。

もくじ情報：第１章　東ユーラシア国際関係と地政学―歴史的事例と現状分析；第２章　多国間関係の中の中印関係―ユーラシアへのインプリケーション；第３章　中国と中央アジア―戦略の転換；第４章　中国沿岸都市ベルトと２１世紀地政学の再検討；第５章　討論：アジア地政学の課題と可能性；第６章　東アジアにおける多国間主義とガバナンス；第７章　東アジアの地域主義の進展と地域統合の課題；第８章　タイとベトナムの直接投資・人材開発・貿易構造；第９章　中央アジアの地政学と水資源問題；第１０章　ユーラシアと南コーカサスにおける地政学的諸論争の将来；第１１章　日本政治外交への新しい視座：「近代国家」視点から「現生人類」視点へ―思考の枠組をとらえ直す

滝田　賢治(タキタ　ケンジ)
政策文化総合研究所研究員、中央大学法学部教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）