内容紹介：門奈かりんは、有名な老舗のパン屋さんに就職がかなった。しかし、自分にパン職人としての仕事を求められていないことを知ったかんりは会社を辞める。新たな一歩をなかなか踏み出せず、部屋から出ない日々を過ごしていたある日、パン作りの楽しさを教えてくれた祖母が亡くなる。祖母が飼っていた老犬とともに内房の彼女の家で過ごすことに－－。
門奈かりんは、有名な老舗のパン屋さんに就職した。しかし、自分にパン職人としての仕事を求められていないことを知ったかりんは会社を辞める。新たな一歩をなかなか踏み出せず部屋から出ない日々を過ごしていたころ、パン作りの楽しさを教えてくれた祖母が亡くなった。祖母が飼っていた老犬とともに千葉の家で過ごすことに。そこでかりんに起こる奇跡とは？

高橋　由太(タカハシ　ユタ)
１９７２年千葉県生まれ。２０１０年、第８回「このミステリーがすごい！」大賞隠し玉として『もののけ本所深川事件帖　オサキ江戸へ』（宝島社文庫）でデビュー。多くの時代小説の人気シリーズ作品を執筆している（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）