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出版社名:集英社
出版年月:2025年9月
ISBN:978-4-08-760800-7
367P 16cm
かくも甘き果実/集英社文庫 ト11-1
モニク・トゥルン/著 吉田恭子/訳
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内容紹介・もくじなど
内容紹介:「小泉八雲」となった男ラフカディオ・ハーンを愛した、3人の女たちあなたを語ることは、あなたを蘇らせること--甘い思い出と苦い記憶を語る彼女たちの「声」が、時を超えて響きわたる。“ここではないどこか”を求めつづけ、最後には日本で「移民作家・小泉八雲」となった男ラフカディオ・ハーン。彼の人生に深く関わった3人の女性が、胸に秘めた長年の思いを語りだす。生みの母ローザ・アントニア・カシマチは、1854年、故郷への帰路の途中アイリッシュ海を渡る船上で、あとに残してきた我が子の未来を思いながら。最初の妻アリシア・フォーリーは、夫との別離を乗り越えたのち、1906年のシンシナティで、ジャーナリスト…(続く
内容紹介:「小泉八雲」となった男ラフカディオ・ハーンを愛した、3人の女たちあなたを語ることは、あなたを蘇らせること--甘い思い出と苦い記憶を語る彼女たちの「声」が、時を超えて響きわたる。“ここではないどこか”を求めつづけ、最後には日本で「移民作家・小泉八雲」となった男ラフカディオ・ハーン。彼の人生に深く関わった3人の女性が、胸に秘めた長年の思いを語りだす。生みの母ローザ・アントニア・カシマチは、1854年、故郷への帰路の途中アイリッシュ海を渡る船上で、あとに残してきた我が子の未来を思いながら。最初の妻アリシア・フォーリーは、夫との別離を乗り越えたのち、1906年のシンシナティで、ジャーナリストの取材を受けながら。2番目の妻小泉セツは、永遠の別れのあと、1909年の東京で、亡き夫に呼びかけながら。ジョン・ドス・パソス賞受賞の注目作家が、女性たちの胸の内を繊細かつ鮮やかに描いた話題作【著者略歴】モニク・トゥルン1968年南ベトナム・サイゴン(現ベトナム・ホーチミン市)生まれ。1975年に戦争難民としてアメリカに移住。イェール大学卒業(文学専攻)、コロンビア大学法学大学院修了(法学博士)。2003年刊行のデビュー作『ブック・オブ・ソルト』がニューヨーク公共図書館若獅子賞、PEN/ロバート・W・ビンガム賞などを受賞、14ヶ国で出版される。“Bitter in the Mouth”に続く第三長編となる本書は、ジョン・ガードナー小説賞を受賞、パブリッシャーズ・ウィークリーの2019年ベストフィクションにも選ばれる。2021年ジョン・ドス・パソス賞受賞。現在ニューヨーク在住。【訳者略歴】吉田恭子1969年福岡県生まれ。京都大学人間・環境学研究科博士課程前期修了、ウィスコンシン大学ミルウォーキー校英文科創作専攻博士課程修了。現在、京都大学教授。著書に“Disorientalism”、共著書に「現代アメリカ文学ポップコーン大盛」、訳書に「ミルドレッド・ピアース 未必の故意」、共訳書に「生まれつき翻訳 世界文学時代の現代小説」などがある。
世界を放浪し日本で「明治の文豪・小泉八雲」となった男ラフカディオ・ハーン。その謎めいた人生を彼を愛した三人の女たちは語りだす。生みの母ローザは生き別れた息子を思いながら。最初の妻アリシアは新聞記者の夫との結婚と破綻を振り返りながら。そして二番目の妻小泉セツは亡き夫の不在を惜しみながら。甘く苦い記憶と思い出が織りなす知られざる作家の素顔とは。繊細で濃密な伝記小説。
著者プロフィール
トゥルン,モニク(トゥルン,モニク)
1968年南ベトナム・サイゴン(現ベトナム・ホーチミン市)生まれ。6歳のときに戦争難民としてアメリカに移住。イェール大学卒業(文学専攻)、コロンビア大学法学大学院修了(法学博士)。2003年刊行のデビュー作『ブック・オブ・ソルト』がニューヨーク公共図書館若獅子小説賞、PEN/ロバート・W・ビンガム賞などを受賞、14ヶ国で出版される。“Bitter in the Mouth”に続く第三長編となる本書は、ジョン・ガードナー小説賞を受賞、パブリッシャーズ・ウィークリーの2019年ベストフィクションにも選ばれる。2021年ジョン・ドス・パソス賞受賞(本データはこの…(続く
トゥルン,モニク(トゥルン,モニク)
1968年南ベトナム・サイゴン(現ベトナム・ホーチミン市)生まれ。6歳のときに戦争難民としてアメリカに移住。イェール大学卒業(文学専攻)、コロンビア大学法学大学院修了(法学博士)。2003年刊行のデビュー作『ブック・オブ・ソルト』がニューヨーク公共図書館若獅子小説賞、PEN/ロバート・W・ビンガム賞などを受賞、14ヶ国で出版される。“Bitter in the Mouth”に続く第三長編となる本書は、ジョン・ガードナー小説賞を受賞、パブリッシャーズ・ウィークリーの2019年ベストフィクションにも選ばれる。2021年ジョン・ドス・パソス賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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