小説『沈まぬ太陽』のモデルである著者が、ユーモアたっぷりに、小説に書かれなかった波瀾の人生を語る。

『沈まぬ太陽』の主人公が語る―その主人公・恩地元の原型と言われる著者が、小説に書かれなかったその歩みをユーモアたっぷりに語り下ろす。
もくじ情報：１　『沈まぬ太陽』ゼロ巻からのわたしの歩み（『沈まぬ太陽』とわたし；軍国少年として育ったなかで；敗戦と目覚め；就職と労組結成；航空会社入社、執行委員長に；わたしが学んだこと；東アフリカで学んだこと；定年後の生き方）；２　人に何が求められているのか（繰り返させるな悲惨な戦争―平和について；労使には緊張関係も必要―“働く”ということについて；地球は人類の占有物か―人類と環境について）；付　アンボセリの自然

小倉　寛太郎(オグラ　ヒロタロウ)
元日航労組委員長、東アフリカ研究家、自然写真家（日本写真家協会会員）。１９３０年生まれ。東大法学部卒業。日本航空に入社後１０年間カラチ、テヘラン、ナイロビと海外勤務。帰国後本社でアフリカ関係担当、御巣鷹山事故のあと再びナイロビ支店長、その後本社会長室部長、１９９０年アフリカ調査開発部長を最後に退職。ベストセラー小説『沈まぬ太陽』（山崎豊子著）の主人公・恩地元（おんちはじめ）の原型として有名。現在は、１年間の３分の１は東アフリカのフィールドで過ごし、サファリ・野外活動は通産３０００日を超えている。ケニア、タンザニア、ウガンダ各共和国名誉ウォーデン（野外生物保全統轄官）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）