終戦直後の武蔵野、’６０年代プラハ、そして、いま新宿三人の死をめぐって、タンゴの調べが女を幻想に誘うミステリアスな手法で、時代を透視する村井志摩子最新戯曲。

村井　志摩子(ムライ　シマコ)
演出・翻訳・劇作・小説・随筆・女優・チェコＴＶキャスター。１９２８年７月１２日生まれ。広島第一県女、東京女子大学国語科、舞台芸術学院第一期卒業。後、チェコに留学、カレル大学哲学部演劇科学科を卒業しＰｈ．Ｄｒ．を取得。チェコ戯曲翻訳・演出で紀伊国屋演劇賞（１９６８）、『広島の女・三部作』公演で芸術祭賞（１９８５）、『広島の女』英訳劇公演でマウイ平和賞（１９８６）、エジンバラ・フリンジファースト賞（１９８８）。広島市による原爆ドーム世界遺産化推進委員（１９９４～９６）。谷本清平和賞広島ホームテレビ文化賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）