英語学・言語学がまったく初めての一年生にも分かりやすく、英語言語学の全体像を紹介する。統語論、意味論、形態論、音声学・音韻論、語用論のほか、英語史、社会言語学、心理言語学の全領域をカバーし、最初の章から最後の章までがスムーズな流れで読み通せるような構成を工夫した。本文がやさしい英語で書かれていて、講義にも講読にも使える。内容の理解を確認するためのＣｏｍｐｒｅｈｅｎｓｉｏｎ　Ｃｈｅｃｋと、本文の内容を深め発展させるためのＥｘｅｒｃｉｓｅｓを付け、学生の主体的な学習を促す。幾つかのＥｘｅｒｃｉｓｅｓでは、インターネットのコーパスを使って用例集めの練習をする。本文および関連事項を録音したＣＤを付け、耳からも理解を深める。
もくじ情報：Ｗｈｙ　Ｓｔｕｄｙ　Ｅｎｇｌｉｓｈ　Ｌｉｎｇｕｉｓｔｉｃｓ；Ｈｏｗ　Ｅｎｇｌｉｓｈ　Ｈａｓ　Ｃｈａｎｇｅｄ　ｏｖｅｒ　ｔｈｅ　Ｃｅｎｔｕｒｉｅｓ；Ｈｏｗ　Ｗｏｒｄｓ　Ａｒｅ　Ｍａｄｅ：Ｍｏｒｐｈｏｌｏｇｙ；Ｈｏｗ　Ｗｏｒｄｓ　Ｍｅａｎ：Ｓｅｍａｎｔｉｃｓ　１；Ｈｏｗ　Ｅｎｇｌｉｓｈ　Ｐｈｒａｓｅｓ　Ａｒｅ　Ｆｏｒｍｅｄ：Ｓｙｎｔａｘ　１；Ｈｏｗ　Ｅｎｇｌｉｓｈ　Ｓｅｎｔｅｎｃｅｓ　Ａｒｅ　Ｆｏｒｍｅｄ：Ｓｙｎｔａｘ　２；Ｈｏｗ　Ｓｅｎｔｅｎｃｅｓ　Ｍｅａｎ：Ｓｅｍａｎｔｉｃｓ　２；Ｈｏｗ　ｔｏ　Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｅ　ｗｉｔｈ　Ｏｔｈｅｒ　Ｐｅｏｐｌｅ：Ｐｒａｇｍａｔｉｃｓ；Ｔｈｅ　Ｓｏｕｎｄｓ　ｏｆ　Ｅｎｇｌｉｓｈ：Ｐｈｏｎｅｔｉｃｓ　ａｎｄ　Ｐｈｏｎｏｌｏｇｙ；Ｒｅｇｉｏｎａｌ　Ｖａｒｉｅｔｉｅｓ　ｏｆ　Ｅｎｇｌｉｓｈ：Ｓｏｃｉｏｌｉｎｇｕｉｓｔｉｃｓ　１〔ほか〕

影山　太郎(カゲヤマ　タロウ)
兵庫県出身。大阪外国語大学英語学科卒業。同大学大学院、英語学専攻修士課程修了。南カリフォルニア大学大学院より言語学博士号取得（Ｐｈ．Ｄ．）。大阪大学助教授などを経て、現在、関西学院大学文学部教授