本書は各産業で「顧客が感動する商品」を「確実に」生む方法を記述した書籍である（「商品」には常にサービスを含む）。感動とは顧客がその商品にきわめて大きな価値を見出すところから来るので、顧客の感ずる価値（＝顧客価値）を創造することが最も重要となる。本書は顧客価値の概念とその創出法、各産業（消費財産業、生産財産業、サービス産業、１次産業）における顧客価値創造、に関して事例にもとづき（具体的に）、論理的に（科学的に）、使える形で（手法を示して）解説した、日本初のハンドブックである。特に、各産業の経営者、経営幹部、商品の企画・研究開発・設計・営業・マーケティングなどに従事する方々が業務の指針にする、顧客価値創造に関心をもつ研究者、教育者、コンサルタントの方々がその仕事の参考にすることをめざして作られた。
もくじ情報：第１部　顧客価値を創る（顧客価値と顧客価値創造；顧客価値創造の方法）；第２部　産業別・顧客価値の創り方（消費財産業における顧客価値創造；生産財産業における顧客価値創造；サービス産業における顧客価値創造；１次産業における顧客価値創造）

神田　範明(カンダ　ノリアキ)
成城大学（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）