内容紹介：国家、政党ｼｽﾃﾑ、ガバナンスの改革を進めながら、欧米諸国は民主的正統性をどのように再建しようとしているのか。11カ国・地域を検証する。1巻と合わせて読むと、さらに理解が深まる。
もくじ情報：先進デモクラシーの再構築；アメリカ合衆国―政治的代表構造の変容？；ＥＵ―欧州統合の意味変容；ドイツ―「宰相デモクラシー」と「交渉デモクラシー」の間で；イギリス―制度の改革と政策過程の開放；フランス―避けがたい国家？；オランダ―コンセンサスデモクラシーからの離陸？；スウェーデン―福祉制度改革における「合意」と「対立」；イタリア―欧州化のもとでの「第二共和制」の実像；スペイン・ポルトガル―国家コーポラティズムから社会的協調へ；ポーランド―「ポスト社会主義国」から「欧州の一員」へ？；政治学の一分野としての地域研究

小川　有美(オガワ　アリヨシ)
１９６４年生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得退学。立教大学法学部教授（ヨーロッパ政治論）