企業経営に密接するコーポレート・ファイナンスを理解するには、基本的な概念の確認が不可欠。最新の高度な技術や理論の前提となる考え方を会社法に基づきわかりやすく解説。/最新の高度な技術や理論の前提となる考え方を会社法に基づきわかりやすく解説した基本書。

コーポレート・ファイナンスの歴史は企業の歴史とともに歩み、企業経営には欠かせない重要分野のひとつである。本書は、最新の高度な技術や最新の理論を取り上げるのではなく、その基になる概念や考え方を、できるだけわかりやすく解説することを意図している。したがって、この分野では不可欠な数式をできるだけ少なくなるようにし、専門的な説明も最小限にとどめた。そのため、“Ｃｏｆｆｅｅ　Ｂｒｅａｋ”や“Ｔｏｐｉｃｓ”“Ｔｅｃｈｎｉｃａｌ　Ｃｏｌｕｍｎ”などを本文にはさみ、章末には付録をもうけて、コーポレート・ファイナンスに関する話題や、やや専門的な数式の導出を補っている。
もくじ情報：イントロダクション：確実性下の評価；不確実性下の評価；ポートフォリオ選択；資本資産評価モデル（ＣＡＰＭ）；債券；デリバティブ；財務諸表とキャッシュ・フロー；資本予算；資金調達と配当政策；資本構成と企業価値；エージェンシーとシグナリング