内容紹介：本書は、2005～2008年度の「基盤研究C」『メンタルスペース理論に基づく仏英日本語の時制対照研究』の研究成果を公開するものであり、メンタルスペース理論を用いて、 現代のフランス語、英語、日本語という言語が個別に備えている時制体系を、統一的に、一般言語学的観点から記述する試みをおこなっており、一般的原理からの帰結として説明可能なことを示している。
もくじ情報：１章　序論；２章　テンス・アスペクト・モダリティ；３章　従属節の時制；４章　日本語と談話構成原理；５章　過去と仮定性；６章　フランス語における“ａｌｌｅｒ＋ｉｎｆ”（近接未来）；７章　フランス語の半過去；８章　結論

井元　秀剛(イモト　ヒデタケ)
１９６０年生まれ。福岡県出身。東京大学人文科学研究科仏語仏文学専攻博士課程単位取得退学。パリ第８大学言語学科博士課程修了。Ｄｏｃｔｅｕｒ　ｅｎ　ｓｃｉｅｎｃｅｓ　ｄｕ　ｌａｎｇａｇｅ（言語学博士）。大阪大学大学院言語文化研究科准教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）