内容紹介：化学の基本を書いた教科書であるから，年月が経っても，それほど内容が古くなることはないので，改訂する必要はないだろうと思っていた．しかしながら，15年が経って，丁寧に読み直してみると，知識が古くなっているところ，もう少し，わかりやすく説明できそうなところ，大事な基本を書き忘れたところなど，気になる点が多々出てきた．そこで，できる限り新しい知識にのっとって，書き直しをした．
もくじ情報：宇宙の誕生と星の誕生（宇宙化学論）；超ミクロの世界を探る（原子構造論）；電子は粒子か、波か？（量子論）；分子を支配する波動関数（分子軌道法）；華麗なる対称性の世界（分子構造論）；魔法のサッカーボール（物質構造論）；ランダム運動が生む秩序（分子運動論）；地球温暖化現象の謎（分子分光法）；エネルギーは不滅である（熱力学第一法則）；誰も束縛されたくはない（熱力学第二法則）；永遠なる地球の水の循環（相平衡論）；１＋１は２ではない（溶液論）；ダイヤモンドは炭になる（化学反応論）

中田　宗隆(ナカタ　ムネタカ)
１９５３年愛知県に生まれる。１９７７年東京大学理学部卒。現・東京農工大学大学院生物システム応用科学府教授。専攻は量子光化学。理学博士（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）