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出版社名:筑摩書房
出版年月:2012年6月
ISBN:978-4-480-09462-9
219P 15cm
差別語からはいる言語学入門/ちくま学芸文庫 タ7-3
田中克彦/著
組合員価格 税込 990
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内容紹介・もくじなど
片輪、めくら、特殊部落…。公には使ってはいけないとされるこれらの言葉。しかしなぜこれらは「差別語」であり、使用する側にもされる側にも、そう感じさせるのだろう?例えば「屠殺」の場合、生きているウシと食材としてのギュウという二つの言葉を用意せずにはいられなかった私たちの感覚に、問題を解くカギがあるのではないか。自ら公の場で使用し、糾弾された経験を持つ著者が、一つ一つの言葉が持つ文化的背景などから、差別語の差別語たるゆえんを解読。避けて通ったり排除したりするだけでは何の解決にもならない、日本語の、日本社会の根本問題に取り組む。
もくじ情報:差別語の発見;言語ニヒリズムの邪道;ことばは人間が作ったもの…(続く
片輪、めくら、特殊部落…。公には使ってはいけないとされるこれらの言葉。しかしなぜこれらは「差別語」であり、使用する側にもされる側にも、そう感じさせるのだろう?例えば「屠殺」の場合、生きているウシと食材としてのギュウという二つの言葉を用意せずにはいられなかった私たちの感覚に、問題を解くカギがあるのではないか。自ら公の場で使用し、糾弾された経験を持つ著者が、一つ一つの言葉が持つ文化的背景などから、差別語の差別語たるゆえんを解読。避けて通ったり排除したりするだけでは何の解決にもならない、日本語の、日本社会の根本問題に取り組む。
もくじ情報:差別語の発見;言語ニヒリズムの邪道;ことばは人間が作ったものだから人間が変えられる;蔑視語と差別語;サベツ語糾弾が言語体系にもたらす結果について;「オンナ」で考える―サベツ語と語彙の体系性;「片目」で考える―欠損を表わすための専用形;ハゲとメクラ―欠如詞(privativa)の概念を検討する;略語のサベツ効果について―「北鮮」から「ヤラハタ」まで;「トサツ」についての予備的考察〔ほか〕
著者プロフィール
田中 克彦(タナカ カツヒコ)
1934年兵庫県生まれ。東京外国語大学モンゴル語科、一橋大学大学院社会学研究科、ボン大学哲学部にて、モンゴル語、言語学、民族学、文献学を学ぶ。現在、一橋大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
田中 克彦(タナカ カツヒコ)
1934年兵庫県生まれ。東京外国語大学モンゴル語科、一橋大学大学院社会学研究科、ボン大学哲学部にて、モンゴル語、言語学、民族学、文献学を学ぶ。現在、一橋大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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