ヨーロッパの祖、ケルト人の分布と文化、移動や争闘を示す１４２葉の地図と１４６項目の解説で、その歴史の全体像を提示する。

内容紹介：ヨーロッパの基層を成すケルト人の歴史と文化を、地図と解説によって辿る。ケルトの人々の分布と文化、移動や種々の争闘を示す142葉の地図と146項目の解説により、ケルトの歴史の全体像を提示。独特の感受性と表現力が創造した芸術と文化は，現代まで他民族にも言語を含めてケルト由来の豊かな影響を与えつづけている。ケルト各語の発音に沿う固有名詞の表記が稀有である。
もくじ情報：はるか時の彼方から；ハルシュタット文化（紀元前７５０‐４５０年）―交易の広がりと族長たちの富の美；丘砦―ケルトの「要塞都市」；ボヘミアの砦、ザーヴィスト；シャンパーニュのケルト人―東部フランスの古代ケルト文化；ラ・テーヌ文化―スイスの第２鉄器文化の遺跡；ケルト人の交易―錫・琥珀・塩・ワイン；墳墓の出土品；ケルト系言語―ヨーロッパ各地で展開したケルト語派；戦車墓―戦士と貴人のステイタス・シンボル〔ほか〕

バーンズ，イアン(バーンズ，イアン)
英国ダービー大学歴史学科主任教授。サセックス大学、スウェーデンのストックホルム大学、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス（ロンドン大学）で学ぶ。米合衆国、ノース・カロライナ大学（シャーロット）合衆国情報局客員教授