内容紹介：英文の理解を柔軟に修正できるリテラシー指導とは。さまざまな定義のある「リテラシー」を，「単に読み書き能力ではなく，さま　ざまなかたちに表現されたものを適切に理解する能力である」と捉える。グローバル社会を迎えた日本における先端のさまざまな理論や実践を紹介することによって，小学校から大学，そして生涯教育までの英語教育におけるリテラシーの育成に一石を投じる必読書。
もくじ情報：第１章　グローバル社会における英語のリテラシー―日本の英語教育でめざしたいもの（グローバル社会のなかでのリテラシーとは；言語における言語間の影響；アカデミックなテクスト　ほか）；第２章　初期学習者を対象としたリテラシー教育―音声教育から文字教育へ（英語圏におけるリーディング指導；日本の公立小学校における文字指導；日本の初期学習者に対するリーディング指導―ボトムアップ的指導　ほか）；第３章　リテラシーを育てる英語リーディングの指導（日本人の英語リーディング力；読解力の問題なのか、英語力の問題なのか；リーディングにおける語彙知識の役割　ほか）

卯城　祐司(ウシロ　ユウジ)
筑波大学人文社会系教授。北海道教育大学旭川校教育心理学科卒業。筑波大学大学院修士課程教育研究科教科教育専攻英語教育コース修了。博士（言語学）。道立高等学校３校の教諭、北海道教育大学釧路校助教授、筑波大学助教授を経て現職