内容紹介：救急救命士が行うことの出来る救急救命処置の範囲は徐々に拡大されてきている。2014年4月1日から実施可能となった処置は、これまでのものと異なり、心肺機能を停止前の傷病者に行うことが出来る。本書はこの拡大された処置を救急救命士が行うために修了しなければならない研修と実習のためのテキストである。救急救命士標準テキスト改訂８版の追補版として発行するもので、本書の内容は2016年から国家試験の対象となる。
もくじ情報：第１章　救急救命処置の変遷（救急救命処置の変遷と新たな処置拡大）；第２章　心肺機能停止前の静脈路確保と輸液（ショックとクラッシュ症候群の病態と治療；静脈路確保と輸液に関する基本的手技　ほか）；第３章　血糖測定と低血糖発作へのブドウ糖投与（糖尿病、低血糖の病態と治療；血糖測定とブドウ糖投与に関する基本的手技　ほか）；第４章　安全管理とインシデント等への対応（安全管理（リスクマネジメント）；インシデント等への対応）；第５章　病院前医療に関する基礎知識（病院前医療と医療倫理；救急救命士の法的責任　ほか）