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出版社名:金剛出版
出版年月:2016年2月
ISBN:978-4-7724-1469-2
263P 21cm
犯罪被害を受けた子どものための支援ガイド 子どもと関わるすべての大人のために
ピート・ウォリス/著 野坂祐子/監訳 大岡由佳/監訳
組合員価格 税込 3,564
(通常価格 税込 3,960円)
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日本の犯罪被害児・者に対する支援対策は,諸外国に比べて著しく遅れており,重視されるようになったのは90年代後半になってからでした。近年,「児童虐待」に関する取り組みは重点的におこなわれるようになったものの,本書で紹介されているような子どもが遭遇するいじめ,ヘイトクライム,強盗,器物破損,集団暴行,性暴力,死にそうになる体験などについては,被害後の具体的なケアは手探り状態といえるでしょう。本書は,子どもが被害にあう可能性がある幅広い犯罪とその影響について概観し,被害を受けた子どもが示しやすい一般的なサインと支援の留意点について,わかりやすくまとめられています。特徴として,子どもに焦点を当てて,い…(続く
日本の犯罪被害児・者に対する支援対策は,諸外国に比べて著しく遅れており,重視されるようになったのは90年代後半になってからでした。近年,「児童虐待」に関する取り組みは重点的におこなわれるようになったものの,本書で紹介されているような子どもが遭遇するいじめ,ヘイトクライム,強盗,器物破損,集団暴行,性暴力,死にそうになる体験などについては,被害後の具体的なケアは手探り状態といえるでしょう。本書は,子どもが被害にあう可能性がある幅広い犯罪とその影響について概観し,被害を受けた子どもが示しやすい一般的なサインと支援の留意点について,わかりやすくまとめられています。特徴として,子どもに焦点を当てて,いじめや子ども同士の性暴力など,日本ではまだ「子ども同士のトラブル」とみなされやすいことがらを「犯罪」の枠組みでとらえ,それらの「犯罪」に対して大人が関与できる方法を具体的に示しています。また,子どもの犯罪においては,しばしば「被害者」と「加害者」に明確ではありませんが,どちらの側の子どもも支援することで,将来的な非行や犯罪を防ぎ,安心・安全な社会をつくることにつながるという姿勢が貫かれている点が挙げられるでしょう。子どもの犯罪被害は身近な生活のなかでたくさん起きているにもかかわらず,子どもがだれにも打ち明けられず,潜在化している被害があります。起きているかもしれない子どもの犯罪被害を見つけだし,手を差し伸べる方法が本書で紹介されています。
内容紹介・もくじなど
本書は、子どもが被害にあう可能性がある幅広い犯罪とその影響について概観し、被害を受けた子どもが示しやすい一般的なサインと支援の留意点について、わかりやすくまとめられています。子どもの犯罪被害は身近な生活のなかでたくさん起きているにもかかわらず、子どもがだれにも打ち明けられず、潜在化している被害があります。起きているかもしれない子どもの犯罪被害を見つけだし、手を差し伸べる方法が本書で紹介されています。
もくじ情報:第1部 「なにが起こったんだろう?」―犯罪とそれによる影響(犯罪とは;間接的被害者あるいは「隠れた傷つき」;犯罪の影響を理解してサインを認識すること);第2部 「あなたはひとりじゃない…(続く
本書は、子どもが被害にあう可能性がある幅広い犯罪とその影響について概観し、被害を受けた子どもが示しやすい一般的なサインと支援の留意点について、わかりやすくまとめられています。子どもの犯罪被害は身近な生活のなかでたくさん起きているにもかかわらず、子どもがだれにも打ち明けられず、潜在化している被害があります。起きているかもしれない子どもの犯罪被害を見つけだし、手を差し伸べる方法が本書で紹介されています。
もくじ情報:第1部 「なにが起こったんだろう?」―犯罪とそれによる影響(犯罪とは;間接的被害者あるいは「隠れた傷つき」;犯罪の影響を理解してサインを認識すること);第2部 「あなたはひとりじゃない」―支援のためのさまざまな手立て(問題として取り上げ、うまく反応すること;アセスメント、守秘義務、通告);第3部 「これからどうなるの?」―修復的取り組み(修復的アプローチ;加害と被害の重なり;新たな一歩のために)