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出版社名:朝日新聞出版
出版年月:2018年8月
ISBN:978-4-02-261940-2
358P 15cm
特攻隊振武寮 帰還兵は地獄を見た/朝日文庫 お80-1
大貫健一郎/著 渡辺考/著
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戦争末期の福岡に、特攻の帰還兵が収容された「振武寮」という施設があった。 外出は一切禁止、「卑怯者、死んだ連中に申し訳ないと思わないのか」「そんなに死ぬのがいやか」など、屈辱的な言葉を連日投げかけられ、竹刀で滅多打ちにされる。 幽閉生活の中で、兵士たちは「自分たち特攻帰還者は生きていてはいけない存在なのだ、次は絶対に死んでみせる」、そう思わせるための精神教育をする施設である。 著者の大貫健一郎氏は、ここに実際に幽閉されていた特攻隊員の生き残りの一人である。特攻隊員として出撃するまでの苦しみ、将来の夢を持ったまま亡くなった戦友たちの無念、特攻作戦そのものへの疑問。そして戦後を生き続ける苦悩。決し…(続く
戦争末期の福岡に、特攻の帰還兵が収容された「振武寮」という施設があった。 外出は一切禁止、「卑怯者、死んだ連中に申し訳ないと思わないのか」「そんなに死ぬのがいやか」など、屈辱的な言葉を連日投げかけられ、竹刀で滅多打ちにされる。 幽閉生活の中で、兵士たちは「自分たち特攻帰還者は生きていてはいけない存在なのだ、次は絶対に死んでみせる」、そう思わせるための精神教育をする施設である。 著者の大貫健一郎氏は、ここに実際に幽閉されていた特攻隊員の生き残りの一人である。特攻隊員として出撃するまでの苦しみ、将来の夢を持ったまま亡くなった戦友たちの無念、特攻作戦そのものへの疑問。そして戦後を生き続ける苦悩。決して美化してはいけない、「特攻」を経験した元兵士の貴重な記録。 二本のテレビドキュメンタリー(ETV特集『許されなかった帰還~福岡・特攻隊振武寮~』、NHKスペシャル『学徒兵 許されざる帰還~陸軍特攻隊の悲劇~』)の書籍化。
内容紹介・もくじなど
太平洋戦争末期に、特攻帰還者を幽閉する「振武寮」という施設があった。そこでは上官が帰還兵を殴打し、怒声を浴びせ、再び生きて戻ることは許されない、と思わせる精神教育が行われた。元特攻隊員が、その知られざる内幕を語る驚愕のノンフィクション。
もくじ情報:序章 幽閉された軍神;第1章 「特殊任務を熱望する」;第2章 第二二振武隊;第3章 知覧;第4章 友は死に、自らは生き残った;第5章 振武寮;第6章 敗戦、そして慰霊の旅;終章 知覧再訪
太平洋戦争末期に、特攻帰還者を幽閉する「振武寮」という施設があった。そこでは上官が帰還兵を殴打し、怒声を浴びせ、再び生きて戻ることは許されない、と思わせる精神教育が行われた。元特攻隊員が、その知られざる内幕を語る驚愕のノンフィクション。
もくじ情報:序章 幽閉された軍神;第1章 「特殊任務を熱望する」;第2章 第二二振武隊;第3章 知覧;第4章 友は死に、自らは生き残った;第5章 振武寮;第6章 敗戦、そして慰霊の旅;終章 知覧再訪
著者プロフィール
大貫 健一郎(オオヌキ ケンイチロウ)
1921年福岡県生まれ、台湾育ち。拓殖大学卒。42年10月、陸軍小倉歩兵第14連隊入隊。43年6月、特別操縦見習士官制度に志願合格し、10月、大刀洗陸軍飛行学校本校に入校する。44年8月、陸軍特攻隊の一員に選ばれる。45年4月、特攻機で沖縄に向かうも不時着、その後「振武寮」に軟禁された。菰野陸軍飛行基地で終戦を迎える。戦後は建設機械リース業の会社を興し、1986年引退。2012年3月逝去。享年90歳
大貫 健一郎(オオヌキ ケンイチロウ)
1921年福岡県生まれ、台湾育ち。拓殖大学卒。42年10月、陸軍小倉歩兵第14連隊入隊。43年6月、特別操縦見習士官制度に志願合格し、10月、大刀洗陸軍飛行学校本校に入校する。44年8月、陸軍特攻隊の一員に選ばれる。45年4月、特攻機で沖縄に向かうも不時着、その後「振武寮」に軟禁された。菰野陸軍飛行基地で終戦を迎える。戦後は建設機械リース業の会社を興し、1986年引退。2012年3月逝去。享年90歳