各地の郷土料理を渉猟し初めてイタリア料理として大成した聖典。大古典でありながら、一家に一冊あると言われる、美味しく健康によい現役レシピ７９０。

いまや世界中で愛されるイタリア料理はこの本にはじまった。食の祭典、待望の翻訳！
もくじ情報：ブロード、ゼラチン、煮汁；ミネストラ；前菜；ソース；卵料理；生地と揚衣；詰物料理；揚物；茹物；トラメッソ；煮込み；青物と豆類；魚料理；焼物；トルタおよびスプーンで食べるドルチェ；保存食品・ジャム；リキュール；ジェラート；その他いろいろ；補遺

アルトゥージ，ペッレグリーノ(アルトゥージ，ペッレグリーノ)
１８２０年、教皇領フォルリンポポリの豊かな商家に１３人兄弟姉妹の唯一の男児として生まれる。１８５１年、一家はフィレンツェに移住。絹の商売を始めた父を手伝い、また自らも商売を興す傍ら、知識人たちのサロンに通い、さまざまな人物の知己を得て交流する。１８７０年、商売から手を引いて遺産で暮らし始め、１８７８年にウーゴ・フォスコロ伝を出版するなど文筆業に専心した。１８９１年に『厨房の学とよい食の術』を自費出版して以来２０年間にわたってその改訂を重ね、本人が手掛けた最後の版は第１５版、累計５８，０００部に達した。１９１１年９０歳で死去。独身で子孫がいなかったこともあり、生涯足を踏み入れなかった故郷のフォルリンポポリに全財産を寄付した