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韓国・朝鮮文学
出版社名:書肆侃侃房
出版年月:2020年9月
ISBN:978-4-86385-418-5
350P 20cm
失花/韓国文学の源流 短編選 3 1939-1945
李箱/著 李孝石/著 蔡萬植/著 金南天/著 李無影/著 池河蓮/著 呉華順/訳 岡裕美/訳 姜芳華/訳
組合員価格 税込
2,376
円
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内容紹介・もくじなど
モダニズム作家、李箱の遺稿で、死後に発表された『失花』。妻の死後、中国を旅し、華やかな都会の中の孤独をアイロニーをこめて描いた『ハルビン』。日本にいられなくなり新しい生活を求めてやってきた澄子と、雑誌社に勤めながら小説を書く作家との愛の逃避行『冷凍魚』。思想犯として投獄された男に本を差し入れ、一時釈放を待つ女。しかし住む家まで用意したのに男は迎えにきた父と帰郷してしまう『経営』。変わりゆく農村を舞台に土とだけ向き合って生き、すべてを失ったあと自らの命を絶つ父。帰郷し田んぼに出てはじめて父の思想にめざめる『土の奴隷』。妻とその女友だちとの交流を通して男と女の不可解な感情とすれ違いを描いた『秋』。
モダニズム作家、李箱の遺稿で、死後に発表された『失花』。妻の死後、中国を旅し、華やかな都会の中の孤独をアイロニーをこめて描いた『ハルビン』。日本にいられなくなり新しい生活を求めてやってきた澄子と、雑誌社に勤めながら小説を書く作家との愛の逃避行『冷凍魚』。思想犯として投獄された男に本を差し入れ、一時釈放を待つ女。しかし住む家まで用意したのに男は迎えにきた父と帰郷してしまう『経営』。変わりゆく農村を舞台に土とだけ向き合って生き、すべてを失ったあと自らの命を絶つ父。帰郷し田んぼに出てはじめて父の思想にめざめる『土の奴隷』。妻とその女友だちとの交流を通して男と女の不可解な感情とすれ違いを描いた『秋』。
著者プロフィール
李 箱(イ サン)
1910‐1937。京城生まれの詩人、小説家。本名、金海卿(キム・ヘギョン)。京城高等工業学校を卒業し、朝鮮総督府建築課で技手として働くかたわら、30年に発表した長編小説『十二月十二日』で作家活動を開始した。33年に朝鮮総督府を辞職して喫茶店の経営を始め、妓生の錦紅(クモン)と同居生活を送る。34年には文学同人「九人会」に参加し、『朝鮮中央日報』に詩「烏瞰図」を連載するが、難解だとの抗議を受けて打ち切られた。36年、「朝光」誌に掲載された短編小説「つばさ」が一躍脚光を浴び、モダニズム作家としての地位を確立。同年、東京に渡る。37年に思想犯として日本の警察に逮捕され、持病の肺…(
続く
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李 箱(イ サン)
1910‐1937。京城生まれの詩人、小説家。本名、金海卿(キム・ヘギョン)。京城高等工業学校を卒業し、朝鮮総督府建築課で技手として働くかたわら、30年に発表した長編小説『十二月十二日』で作家活動を開始した。33年に朝鮮総督府を辞職して喫茶店の経営を始め、妓生の錦紅(クモン)と同居生活を送る。34年には文学同人「九人会」に参加し、『朝鮮中央日報』に詩「烏瞰図」を連載するが、難解だとの抗議を受けて打ち切られた。36年、「朝光」誌に掲載された短編小説「つばさ」が一躍脚光を浴び、モダニズム作家としての地位を確立。同年、東京に渡る。37年に思想犯として日本の警察に逮捕され、持病の肺結核が悪化して保釈された後、同年4月17日に死去。東京で書かれた「失花」は、死後に遺稿として発表された
同じ著者名で検索した本
翼 李箱作品集/光文社古典新訳文庫 KAイ2-1
李箱/著 斎藤真理子/訳
1910‐1937。京城生まれの詩人、小説家。本名、金海卿(キム・ヘギョン)。京城高等工業学校を卒業し、朝鮮総督府建築課で技手として働くかたわら、30年に発表した長編小説『十二月十二日』で作家活動を開始した。33年に朝鮮総督府を辞職して喫茶店の経営を始め、妓生の錦紅(クモン)と同居生活を送る。34年には文学同人「九人会」に参加し、『朝鮮中央日報』に詩「烏瞰図」を連載するが、難解だとの抗議を受けて打ち切られた。36年、「朝光」誌に掲載された短編小説「つばさ」が一躍脚光を浴び、モダニズム作家としての地位を確立。同年、東京に渡る。37年に思想犯として日本の警察に逮捕され、持病の肺…(続く)
1910‐1937。京城生まれの詩人、小説家。本名、金海卿(キム・ヘギョン)。京城高等工業学校を卒業し、朝鮮総督府建築課で技手として働くかたわら、30年に発表した長編小説『十二月十二日』で作家活動を開始した。33年に朝鮮総督府を辞職して喫茶店の経営を始め、妓生の錦紅(クモン)と同居生活を送る。34年には文学同人「九人会」に参加し、『朝鮮中央日報』に詩「烏瞰図」を連載するが、難解だとの抗議を受けて打ち切られた。36年、「朝光」誌に掲載された短編小説「つばさ」が一躍脚光を浴び、モダニズム作家としての地位を確立。同年、東京に渡る。37年に思想犯として日本の警察に逮捕され、持病の肺結核が悪化して保釈された後、同年4月17日に死去。東京で書かれた「失花」は、死後に遺稿として発表された