内容紹介：知らないうちにＯＫを出してしまった、支払ってしまった…そんな経験はないだろうか？世の中にはＹＥＳと言わせる技術が存在し、賢い人たちはそれを巧みに利用している。世界の研究機関が証明した心理データをもとに本書でその原理とシステムを明らかにする。
欲望や先入観の操作によって、人はたやすく誘導される。海外の研究機関で行われた４０の心理実験が明らかにする人間の行動原理とは？社会に発信される膨大なメッセージに隠れた「影響力のシステム」を徹底解明！
もくじ情報：心理テスト；１　なぜ、あなたは「ＹＥＳ！」と言ってしまうのか？（返報性のルール；多数派同調バイアス　ほか）；２　「損をしたくない」の心理学―相手の心を惑わせる（保有効果；現状維持バイアス　ほか）；３　「フレーミング」の心理学―相手の行動を操る（アンカリング効果；拒否されたら譲歩せよ　ほか）；４　「選択」の心理学―相手に自由を与えて行動を制限する（トレードオフ・コントラスト；選択麻痺　ほか）；５　「制御」の心理学―相手を追い詰める論理のトリック（少数の法則；確証バイアス　ほか）

中野　明(ナカノ　アキラ)
ノンフィクション作家。１９６２年、滋賀県生まれ。立命館大学文学部哲学科卒。同志社大学非常勤講師。「情報通信」「経済経営」「歴史文化」の３分野をテーマに執筆活動を展開。人文科学・自然科学を問わず、難解複雑な事象を図解化し明快に説く手腕には定評がある。著書多数（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）