ようこそ!
出版社名:作品社
出版年月:2021年12月
ISBN:978-4-86182-882-9
328P 20cm
極東ナチス人物列伝 日本・中国・「満洲国」に蠢いた異端のドイツ人たち
田嶋信雄/編著 田野大輔/編著 大木毅/著 工藤章/著 熊野直樹/著 清水雅大/著
組合員価格 税込 2,822
(通常価格 税込 2,970円)
割引率 5%
在庫あり
生協宅配にてお届け
※ゴールデンウィーク前後は商品のお届けが通常より遅れる場合がございます。
内容紹介・もくじなど
1930年代から40年代にかけて、日本とドイツは加速度的に連携を深めていったように見えるが、両国の関係はきわめて多元的で、たえず緊張と軋礫をはらんでいた。そうした複雑な外交関係のなかで、本国ドイツにいられなかった“怪しげな”政商や情報ブローカー、政治的活動家、外交官として暗躍したドイツの「異端者」たちがいた。「満洲国」、日独防共協定、上海租界、ゾルゲ事件などを焦点として、両国の行く末を左右したこれらの知られざる「政治的投機者」たちの足取りを追い、その周辺の一群の関係者たちの動向を浮かび上がらせることで、矛盾と対立に満ちた日独関係の実相を明らかにするとともに、従来のイメージを一新する新たなナチス…(続く
1930年代から40年代にかけて、日本とドイツは加速度的に連携を深めていったように見えるが、両国の関係はきわめて多元的で、たえず緊張と軋礫をはらんでいた。そうした複雑な外交関係のなかで、本国ドイツにいられなかった“怪しげな”政商や情報ブローカー、政治的活動家、外交官として暗躍したドイツの「異端者」たちがいた。「満洲国」、日独防共協定、上海租界、ゾルゲ事件などを焦点として、両国の行く末を左右したこれらの知られざる「政治的投機者」たちの足取りを追い、その周辺の一群の関係者たちの動向を浮かび上がらせることで、矛盾と対立に満ちた日独関係の実相を明らかにするとともに、従来のイメージを一新する新たなナチス像を本書は提示する。
もくじ情報:序章 ナチス・ドイツと東アジア 一九三三‐一九四五―外交におけるガバナンスの喪失;第1章 フリードリヒ・ハック―日独防共協定締結の影の立役者;第2章 フェルディナント・ハイエ―ドイツの対「満洲国」外交で暗躍した政商;第3章 ハンス・クライン―中独軍事経済協力で暗躍した政商;第4章 ヘルムート・ヴォイト―日本と中国を相手に通商交渉に当たったビジネスマン;第5章 ヘルムート・ヴォールタート―対日・対「満」交渉を担当したゲーリングの腹心;第6章 ヴァルター・ドーナート―日本におけるナチスの「文化番」;第7章 ヨーゼフ・マイジンガー―東京に駐在したゲシュタポの幹部;第8章 ハインリヒ・シュターマー―日独伊三国同盟締結に寄与した外交官
著者プロフィール
田嶋 信雄(タジマ ノブオ)
成城大学法学部教授。北海道大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(法学、北海道大学)
田嶋 信雄(タジマ ノブオ)
成城大学法学部教授。北海道大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(法学、北海道大学)