敵爆撃機を迎撃するため、速力、火力、上昇力を重視する邀撃機として開発された日本海軍の局地戦闘機。三菱Ｊ２Ｍ「雷電」が大戦中盤から、川西Ｎ１Ｋ‐Ｊ「紫電／紫電改」が大戦末期から投入され、米陸海軍の新鋭戦闘機・爆撃機と死闘を繰り広げた。彼らは大戦前半の零戦ほどの大きな戦果を挙げることはなかったが、その鮮烈な戦いぶりにより、今でも多くの戦闘機ファンから人気を集めている。本書では局地戦闘機の申し子として生まれた異形の邀撃機・雷電と、水上戦闘機「強風」から発展して誕生した紫電／紫電改について、図版やイラスト、ＣＧなどを多数交え多角的に解説する。ミリタリー・クラシックスＶＯＬ．３７と６８の特集を元に、加筆修正を加えた完全保存版。
もくじ情報：局地戦闘機雷電（雷電名シーンセレクション；これが局地戦闘機「雷電」だ！；局地戦闘機雷電実戦塗装図集；局地戦闘機「雷電」のメカニック；局地戦闘機「雷電」開発の経緯　ほか）；局地戦闘機紫電改（紫電改名シーンセレクション；これが海軍最強の戦闘機紫電改だ！；強風／紫電／紫電改の塗装とマーキング；三四三空紫電改のマーキング；紫電／紫電改のメカニズム　ほか）