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出版社名:春風社
出版年月:2023年2月
ISBN:978-4-86110-772-6
277,9P 20cm
討議倫理と教育 アーペル、ヨナス、ハーバーマスのあいだ
丸橋静香/著
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内容紹介・もくじなど
アーペルによって提唱され、ハーバーマスによって定式化された道徳理論である討議倫理学を、言語論的転回の意義を踏まえ、教育実践論的に展開。そのうえで、ヨナスの責任論を契機とするアーペルの共同責任論の批判的検討を基に、討議は論理的思考の外部である“他者”によってこそ可能となるという逆説性を指摘することで、教育の倫理を論じる。言語論的転回の徹底に加え、他者論的転回の必要性という視座から、合意を目指すコミュニケーション方略としての討議倫理学の妥当性・可能性を教育学の立場から新たに示す。
もくじ情報:序章 問題関心と研究の課題―討議倫理学と教育学;第1章 アーペル討議倫理学の基本枠組―一九七〇年代の講論を…(続く
アーペルによって提唱され、ハーバーマスによって定式化された道徳理論である討議倫理学を、言語論的転回の意義を踏まえ、教育実践論的に展開。そのうえで、ヨナスの責任論を契機とするアーペルの共同責任論の批判的検討を基に、討議は論理的思考の外部である“他者”によってこそ可能となるという逆説性を指摘することで、教育の倫理を論じる。言語論的転回の徹底に加え、他者論的転回の必要性という視座から、合意を目指すコミュニケーション方略としての討議倫理学の妥当性・可能性を教育学の立場から新たに示す。
もくじ情報:序章 問題関心と研究の課題―討議倫理学と教育学;第1章 アーペル討議倫理学の基本枠組―一九七〇年代の講論を中心に;第2章 アーペル討議倫理学の責任論―ヨナス責任論との比較;第3章 現代社会における責任性とその形成―アーペルの「共同責任」概念を手がかりに;第4章 超越論的語用論的な討議倫理学の教育実践への適用―相互主体的対話実践を可能にする手立て(1);第5章 言語能力の発達段階を踏まえた討議主体形成―相互主体的対話実践を可能にする手立て(2);第6章 ハーバーマス討議倫理学の限界が示唆する道徳教育の構想原理―教育学における討議倫理学研究の他者論的転回(1);第7章 アーペル討議倫理学の逆説的構造が示唆する教育の倫理―教育学における討議倫理学研究の他者論的転回(2);終章 アーペル討議倫理学の教育学的意義
著者プロフィール
丸橋 静香(マルハシ シズカ)
旧姓、井上。1973年長崎県生まれ。広島大学教育学部教科教育学科卒業。広島大学大学院教育学研究科博士課程後期単位取得退学。島根大学講師、同准教授を経て、島根大学大学院教育学研究科教授。博士(教育学)。教育哲学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
丸橋 静香(マルハシ シズカ)
旧姓、井上。1973年長崎県生まれ。広島大学教育学部教科教育学科卒業。広島大学大学院教育学研究科博士課程後期単位取得退学。島根大学講師、同准教授を経て、島根大学大学院教育学研究科教授。博士(教育学)。教育哲学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)