働く人が多様化した組織ではジョブ・クラフティング（ＪＣ）こそが仕事のやりがいを高めるキーワードとなる。では、組織はどうすればＪＣを促すことができるのだろうか。ＪＣの「マネジメント」を探求する、ＪＣ研究の決定版。
もくじ情報：第１部　組織成員が多様化した組織における職務設計の探求（自律的な職務設計の陥穽―Ｘ社のＳＥ調査の事例；職務設計論の再検討―一方向の職務設計から循環的な職務設計へ；職務設計プロセスにおける自己調整とその理論的背景；ジョブ・クラフティング研究の登場と展開）；第２部　ジョブ・クラフティングのマネジメント要因の探求（ジョブ・クラフティングのマネジメントモデル；マネジメント要因とジョブ・クラフティングの関係；ジョブ・クラフティングの個人内変動のマネジメント）

森永　雄太(モリナガ　ユウタ)
上智大学経済学部教授。神戸大学大学院経営学研究科博士後期課程修了。博士（経営学）。立教大学助教、武蔵大学経済学部准教授、教授を経て、２０２３年９月より現職。専門は組織行動論、経営管理論。「職場のダイバーシティが協力志向的モチベーションを向上させるメカニズム」（共著）にて２０１９年度日本経営学会賞（論文部門）、「チームによる健康増進活動は従業員のウェルビーイングを高めるか」にて２０１９年度日本労務学会研究奨励賞などを受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）