現在の水墨画の第一線で活躍する画人の、多彩な墨表現の魅力を凝集した最新作品集。それぞれの水墨画に対する思いをベースに、制作の発想から手法までを、その代表作品により公開。
もくじ情報：鼎談　これからの水墨画のために（伊藤昌・久山一枝・根岸嘉一郎）；現代水墨画最前線；伊藤昌―多様なモチーフを新表現で；打矢悳―大自然の「気」を大胆な筆法でとらえる；岡村南紅―付立で生きる花と風景；久山一枝―自然の息吹を活写する；塩澤玉聖―美しい墨色で和の情景を寿ぐ；鈴木昇岳―抽象表現を極める；根岸嘉一郎―墨の現代性を追究し続ける；藤〓千雲―筆墨の冴えで自然の感動を；藤原六間堂―熟達の筆法に省筆の妙；松井陽水―光と風の交響；矢形嵐酔―書法が生きる墨のモダン表現；山田大作―多様な墨表現を展開；沈和年―墨の調和を求めて；ギャラリー

伊藤　昌(イトウ　ショウ)
１９６７年、宮城県石巻市生まれ。上智大学文学部英文学科卒業。１９９２年に初展以来、毎年各地で個展を開催。２００１年のスペイン・マドリッドの個展で好評を博す。現在：東京水墨画会主宰、日美委嘱審査員、全日本水墨作家連同人（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）