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出版社名:講談社
出版年月:2024年4月
ISBN:978-4-06-535249-6
286P 18cm
大陸の誕生 地球進化の謎を解くマグマ研究最前線/ブルーバックス B-2259
田村芳彦/著
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内容紹介・もくじなど
内容紹介:地球の大陸は謎だらけ。そもそも地球にはなぜ大陸があるのか? そんなことすらわかっていなかった!【海の惑星? いやいや、大陸の惑星】地球の大きな特徴として「海」が挙げられる。地球表面の多くの部分を液体の水が覆っている。カラカラに渇いているお隣の惑星(火星や金星)とは大違いだ。逆に見れば、地球には海に覆われていない場所(陸)がある。じつは、岩石学的には、この「陸」こそが地球の特徴である。地球表面を構成する岩石は、海洋底と陸で明確に異なる。火星や金星の表面を覆う岩石は、地球の海洋底の岩石と同じ「玄武岩」。地球の陸地を構成する「安山岩」は、火星や金星には存在しない。ほかの惑星には存在しない安…(続く
内容紹介:地球の大陸は謎だらけ。そもそも地球にはなぜ大陸があるのか? そんなことすらわかっていなかった!【海の惑星? いやいや、大陸の惑星】地球の大きな特徴として「海」が挙げられる。地球表面の多くの部分を液体の水が覆っている。カラカラに渇いているお隣の惑星(火星や金星)とは大違いだ。逆に見れば、地球には海に覆われていない場所(陸)がある。じつは、岩石学的には、この「陸」こそが地球の特徴である。地球表面を構成する岩石は、海洋底と陸で明確に異なる。火星や金星の表面を覆う岩石は、地球の海洋底の岩石と同じ「玄武岩」。地球の陸地を構成する「安山岩」は、火星や金星には存在しない。ほかの惑星には存在しない安山岩に、地球表面の3割が覆われている。地球にはなぜ安山岩があるのかーー? これが、本書が挑む最大の謎である。【マグマをめぐる冒険】地表の岩石はすべて、マグマが冷え固まったもの(火成岩と総称される)。マグマの大部分は、地下の岩石(マントル)が溶けたもの。したがって問うべきことは、「安山岩をつくるマグマはマントルでどのようにして生じるのか?」となる。火成岩研究をライフワークとする岩石学者の「マグマをめぐる冒険」へご招待! わたしたちの大陸についての知識が大幅にアップデートされること間違いなし。【おもな内容】序章 岩石学者なのに“海の研究所”に入ってみた第1章 大陸とは何だろう?地球の層構造を知ろう第2章 地殻はどうやって生まれる?マグマの生成条件を知ろう第3章 大陸地殻はどこでできる?安山岩マグマの生成条件を知ろう第4章 西之島は大陸の卵か?大陸生成モデルを検証しよう第5章 大陸は増えてきたのか?成長・移動・衝突・分裂を復元しよう第6章 最初の大陸はいつ生まれた?地球の初期進化を知ろう終章 岩石学者が大陸と生命の起源を考えてみた
当たり前すぎる存在が地球科学の大問題だった。「地球にはなぜ大陸があるのか?」一見単純だが、地球科学においてきわめて深い問いだ。地球以外の惑星では見られない岩石、安山岩で構成される大陸―その起源を求める研究は、多様な謎に通じていた。大陸の謎を解くことで、“生命の誕生”にも迫れる!?陸と海底の火山を長年調査してきた著者が、マグマ活動がもたらす地球進化のからくりを明かす!
もくじ情報:序章 岩石学者なのに“海の研究所”にはいってみた;第1章 大陸とは何だろう?―地球の層構造を知ろう;第2章 地殻の材料はどうやって生まれる?―マグマの生成条件を知ろう;第3章 大陸地殻の材料はどこでできる?―安山岩マグマの生成条件を知ろう;第4章 西之島は大陸の卵か?―安山岩生成モデルを検証しよう;第5章 最初の大陸はいつできたのか?―40億年の歴史を復元しよう;終章 岩石学者が大陸と生命の起源を考えてみた
著者プロフィール
田村 芳彦(タムラ ヨシヒコ)
1961年、石川県生まれ。博士(理学)。国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)海域地震火山部門上席研究員(シニア)。岡山大学固体地球研究センター中核的研究機関研究員、金沢大学理学部助手、JAMSTECの主任研究員を経て現職。専門は火山学、岩石学で、マグマの成因を研究している。研究船、無人探査機、有人潜水艇などを用いて海底火山の調査に従事してきた。小笠原諸島に属する西之島の研究にもとづき、「新たな大陸は海から生まれる」と提唱した2019年の論文で、2023年日本地質学会Island Arc Awardを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載され…(続く
田村 芳彦(タムラ ヨシヒコ)
1961年、石川県生まれ。博士(理学)。国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)海域地震火山部門上席研究員(シニア)。岡山大学固体地球研究センター中核的研究機関研究員、金沢大学理学部助手、JAMSTECの主任研究員を経て現職。専門は火山学、岩石学で、マグマの成因を研究している。研究船、無人探査機、有人潜水艇などを用いて海底火山の調査に従事してきた。小笠原諸島に属する西之島の研究にもとづき、「新たな大陸は海から生まれる」と提唱した2019年の論文で、2023年日本地質学会Island Arc Awardを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)