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出版社名:講談社
出版年月:2024年4月
ISBN:978-4-06-535353-0
223P 19cm
花で読みとく「源氏物語」 ストーリーの鍵は、植物だった
川崎景介/著
組合員価格 税込 1,672
(通常価格 税込 1,760円)
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内容紹介・もくじなど
内容紹介:著者が、NHK「ラジオ深夜便」にて「「源氏物語」が花に託したもの」を語りました。◆「源氏物語」がはじめてでも楽しめる 本書は、登場人物別に花や植物とのかかわりを紹介しています。「「源氏物語」早わかり」や「主な相関図」がついているので、「源氏物語」を読んだことがなくても、楽しめます。◆花をよく観察していた紫式部 「源氏物語」は、日本のみならず世界文学史上の名作で、源氏物語には約110種の植物が登場します。登場する植物の生態の記述や表現が至極正確で、しかも、各植物が物語の場面をつなぎ、人物表現や心理描写、場面転換に寄与しています。 源氏物語と植物の関係を知ることで、ストーリーがさらに面白…(続く
内容紹介:著者が、NHK「ラジオ深夜便」にて「「源氏物語」が花に託したもの」を語りました。◆「源氏物語」がはじめてでも楽しめる 本書は、登場人物別に花や植物とのかかわりを紹介しています。「「源氏物語」早わかり」や「主な相関図」がついているので、「源氏物語」を読んだことがなくても、楽しめます。◆花をよく観察していた紫式部 「源氏物語」は、日本のみならず世界文学史上の名作で、源氏物語には約110種の植物が登場します。登場する植物の生態の記述や表現が至極正確で、しかも、各植物が物語の場面をつなぎ、人物表現や心理描写、場面転換に寄与しています。 源氏物語と植物の関係を知ることで、ストーリーがさらに面白くなります。◆キャラクターや物語の進行に、効果的に植物が使われる 紫式部は、人物や巻名に植物の名をつけることで、読者のイメージをふくらませています。 重要な女性登場人物の名前や帖名には植物がからむことが多く、現在、ありふれた植物であるアサガオは、当時は渡来したての新規な輸入植物で、朝顔の宮の楚々として清く貴い人物を示唆します。末摘花はベニバナの別名で、姫の赤鼻を意識させています。 各場面や和歌の中にも、植物が使われます。源氏が紫の上を見初て詠んだ、 おもかげは身をも離れず山桜 心の限りとめて来しかど(山桜の美しい面影が私の身から離れません。私の心のすべてをそちらに置きとどめてきたのでしたが) では、古来日本人に親しまれてきた桜をヒロインになぞらえています。 全編に散りばめられたウメ、サクラ、ベニバナ、フジ、アサガオ、ナデシコ、オミナエシ、フジバカマ、モミジなど、今も私たちが慣れ親しんでいる花や樹木が、登場人物に艶やかな彩りを添えています。四季折々の美しさを湛えた花は多くの場合、歌に詠まれて贈答され、時に風景の中で情緒たっぷりに語られ、時に人物にたとえられ、そしてそれらを模した色目の衣服が雅な人たちによってまとわれます 本書では、本編を彩る主要なキャラクターごとに、「源氏物語」と花や植物との関係をひも解きます。
「源氏物語」が描く、人の世の切なさ、思いやり、愛憎といった登場人物の心のやり取りに艶やかな彩をそえるのが、全編に散りばめられたサクラ、ウメ、ベニバナ、フジ、ハス、アサガオ、ナデシコ、オミナエシ、モミジなどの花や樹木の力を借りた描写です。本書では、紫式部がひそませた、主要キャラクターと花や植物の関係をひもとこうと試みました。
もくじ情報:第1章 光源氏と妻たち(光源氏 ヤマザクラ(山桜);葵の上 フタバアオイ(双葉葵) ほか);第2章 光源氏を彩る女君たち(桐壺更衣 キリ(桐);藤壷中宮 ナデシコ(撫子) ほか);第3章 光源氏を取り巻く男たち(桐壺帝 ハギ(萩);頭中将 フジ(藤) ほか);第4章 次世代の担い手たち(薫 オミナエシ(女郎花);匂宮 コウバイ(紅梅) ほか)
著者プロフィール
川崎 景介(カワサキ ケイスケ)
マミフラワーデザインスクール校長。考花学者/花文化・美学研究。東京都出身。1989年、アメリカのグレースランド・カレッジ卒業。2008年、倉敷芸術科学大学修士課程修了。2006年より、マミフラワーデザインスクール校長を務める。花にまつわる世界各地の文化を、独自の視点で調査研究する「考花学」を提唱。大学や文化団体などでの活発な講演活動やコラム等の執筆を通じて、花文化の啓蒙に尽力している。日本民族藝術学会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
川崎 景介(カワサキ ケイスケ)
マミフラワーデザインスクール校長。考花学者/花文化・美学研究。東京都出身。1989年、アメリカのグレースランド・カレッジ卒業。2008年、倉敷芸術科学大学修士課程修了。2006年より、マミフラワーデザインスクール校長を務める。花にまつわる世界各地の文化を、独自の視点で調査研究する「考花学」を提唱。大学や文化団体などでの活発な講演活動やコラム等の執筆を通じて、花文化の啓蒙に尽力している。日本民族藝術学会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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