内容紹介：他人の言葉、うわさ、専門家の発言、マスメディアの報じるニュース、ネット発のニュース、あるいは陰謀論……、私たちは瞬時に莫大な情報を手にする一方、時に何を信じたらいいのか、わからなくなってしまう。本書では、「知る」ことを哲学的に考察し、「真理を多く、誤りを少なく」知るための方法、そしてその意味を問う。
何を信じたらいいか、わからなくなってしまった！情報の渦に溺れそうになる時代にあって、われわれはしばしばこう嘆く。しかしそれでも効率を優先し、どうしても結論を急いでしまう。ここで一度立ち止まってみよう。専門家の発言、ネット記事から陰謀論まで、情報を吟味するとはどういうことなのか。哲学者と考える実践の書。
もくじ情報：序章　フェイクニュースとは何か；第１章　他人の言っていることを信じてもよいのか；第２章　うわさは信じてよいものか；第３章　どの専門家を信じればよいのか；第４章　マスメディアはネットよりも信じられるのか；第５章　陰謀論を信じてはいけないのか；終章　真偽への関心は失われていくのか

山田　圭一(ヤマダ　ケイイチ)
１９７３（昭和４８）年生まれ。東北大学大学院文学研究科博士課程修了。現在、千葉大学大学院人文科学研究院教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）